ミランは移籍期間最終日の3日、駆け込みで3選手の獲得に成功したようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨年末にパウロ・フォンセカを解任し、セルジオ・コンセイソンの下で再出発したミランは今冬、マンチェスター・シティからDFカイル・ウォーカーを獲得。その後、下部組織出身で主将のダヴィデ・カラブリアと昨夏に加入したばかりのアルバロ・モラタを放出し、チームの再編成を進めていた。
ミランは最終日の3日、ミラノダービーにも姿を見せていたFWサンティアゴ・ヒメネスをフェイエノールトから獲得したことを正式発表したが、移籍期限を迎えるまでに、さらに3人の補強を成功させたようだ。
まずイスマエル・ベナセルを1000万ユーロ(約16億円)での買い取りオプション付きのローンでマルセイユへと放出。その代役として、モンツァから21歳のワレン・ボンドを完全移籍で獲得した。ミランは公式サイトを通じ、2003年生まれのフランス人MFと2029年6月末までの契約を結んだことを発表した。
また、フヴィチャ・クヴァラツヘリアの後釜探しに奔走していたナポリへとノア・オカフォーを放出。代役として、ミラン指揮官の同胞で、ポルトガル代表でラファエウ・レオンの同僚のチェルシーFWジョアン・フェリックスの獲得を進め、4日にメディカルチェックと正式発表が行われる見通しとなった。25歳のフェリックスはすでに3日、カーザ・ミランに到着して契約にサイン。買い取りOP付のローンで加入する見通しだ。
さらにミランは、イタリア人選手1人をリストに登録する必要性が生じたことから、フィオレンティーナから25歳のFWリッカルド・ソッティルを期限付き移籍で獲得した。現地の報道によれば、ミランはこのほか、期限間際に、レッチェに所属するFWニコラ・クルストヴィッチのシーズン終了後の獲得を目指して交渉を試みたとみられるが、失敗に終わったことが伝えられている。
同メディアは、移籍期間最終日におけるミランの怒涛の補強について、「激動のメルカート最終日」、「(ミランは)こんなメルカート最終日を長らく経験していなかった」と驚きをもって報じた。