今夏からミランでプレーする21歳のフランス人MFヤシン・アドリが11日、入団会見に出席して意気込みなどを語った。
PSG(パリ・サンジェルマン)の下部組織出身のアドリは昨夏、ボルドーからミランへ移籍。昨シーズンはレンタルの形で古巣へと戻ってリーグ・アンでプレーを続けたが、今夏、レンタル期間を終えてステファノ・ピオリのチームへ合流した。21歳MFは新天地で意気込みを見せた。
「ここにいることができてうれしく思う。すぐに適応することができたし、ミランはまるで家族のようだ。中盤の複数のポジションで挑戦していきたい。どのポジションであろうと、プレーすることが僕にとって重要だ。僕はいろんなポジションで役割を果たすことができるので、典型的な中盤の選手とは少し違うかもしれない。僕の強みは、ラストパスや戦術眼で、いろんな状況に応じて自分のスペースを見出すことができる。ここではさらに学び、成長していきたい」
さらにアドリは、自身がインスピレーションを受けてきた選手を問われると、元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏のプレーを目指してきたことを明かした。
「僕は(ミランOBジョージ)ウェアの息子と一緒に練習をしてきたが、彼からロベルト・バッジョを模範とするように言われた。『君は彼から学べることがたくさんある』ってね。僕はその通りにしたよ。(ジネディーヌ)ジダン? 偉大な人物であり、尊敬し、観察すべき王者だ。だがそのような選手たちは到達不可能であり、彼らがやって来たことを再現することは考えていない。自分なりに努力し、成長していくことが重要だ」
またミランMFは、セリエAで対戦することになるユヴェントスのフランス代表MFポール・ポグバに言及したほか、リーグ・アンとセリエAの違いを指摘した。
「彼は最高のキャリアを築いた選手であり、僕は自分自身の道を見つめ、ミランで最善を尽くしていくだけだ。フランスとイタリアの違い? リーグ・アンではフィジカルが必要とされるが、イタリアでは戦術や技術がより重要になる」


