2026年FIFAワールドカップの開催地の1つであるメキシコで、暴動が発生しているようだ。
史上初の3カ国共催で行われる2026年ワールドカップ。開催地の1つであるメキシコのグアダラハラでは、エスタディオ・アクロンでメキシコ代表対韓国代表、ウルグアイ代表対スペイン代表などグループリーグ4試合が開催される予定となっている。
しかし大会開幕まで残り4カ月を切る中、グアダラハラの治安に大きな不安が広がっている。『The Athletic』によると22日、メキシコ軍は“麻薬王”ネメシオ・オセゲラ・セルバンテスを捕えるためにグアダラハラで作戦を展開した模様。ハリスコ・ニュージェネレーション・カルテルのリーダーであった同氏の死亡が確認されたようだが、この事件を受けてメキシコ全土で暴動が発生したとみられている。
作戦はグアダラハラから約2時間の距離にある場所で行われたという。オセゲラ・セルバンテスは当初負傷、その後死亡が確認されたが、ハリスコ州での軍事作戦の失敗によってグアダラハラ都市圏の一部の道路は封鎖され、車両が焼失する事件が発生したほか、プエルト・バヤルタの刑務所では暴動も発生したとのこと。ハリスコ州は22日~23日の間の公共交通機関、対面授業、大規模イベントの開催を中止。この影響で、エスタディオ・アクロンで予定されていた女子リーガMXのチーバス・オブ・グアダラハラ対クラブ・アメリカの一戦は延期となった。
さらに、アメリカ政府も「継続的な治安活動とそれに伴う道路封鎖、犯罪行為」を理由にグアダラハラを含む地域住民に対して自宅待機を勧告している。
『The Athletic』は、「グアダラハラでの暴動は、ワールドカップ開幕まで4カ月を切ったタイミングで深刻な治安上の懸念を引き起こしている」と報道。一方でハリスコ州知事の広報担当者は、同メディアの取材に対して「FIFAから懸念の意を表明する連絡は受けていない」とし、「事態の収拾に注力する」と答えたようだ。今後の動向に注目が集まっている。


