カタール・ワールドカップ優勝を達成したアルゼンチン代表。主将リオネル・メッシは、この試合で新たな記録を達成している。
フランス代表との決勝戦。アルゼンチンはメッシ、アンヘル・ディ・マリアのゴールで先制するも、後半にキリアン・エンバペの2ゴールで追いつかれる。そうして迎えた延長戦、再びメッシのゴールで勝ち越しに成功したが、またもエンバペの得点で3-3に。そのままPK戦へ突入する。するとPK戦を守護神エミリアーノ・マルティネスの大活躍もあって4-2で制し、悲願の優勝を達成した。
これが5度目のワールドカップとなったメッシ。決勝戦のピッチに立ったことで最多26試合目のピッチに立ち、さらにパオロ・マルディーニ氏の持っていた2217分を上回る通算最長出場時間を記録。そして史上初めて、同一大会でグループステージ、ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝でゴールを奪った選手となった。また、アルゼンチン代表として主要大会26ゴール(ワールドカップ13、コパ・アメリカ13)に到達し、これは元ブラジル代表ロナウド氏(25)を抜いて南米選手最多記録となっている。
そして願い続けたワールドカップのタイトルを獲得したことで、主要タイトル獲得数が「38」まで到達。獲得し得るほぼすべてのトロフィーを手にしている。これに加えて史上最多7度のバロンドールを受賞するなど、唯一無二の存在として永遠に語り継がれるであろう記録の数々を残した。
■メッシの主要獲得タイトル
ラ・リーガ(10回)
コパ・デル・レイ(7回)
チャンピオンズリーグ(4回)
スペイン・スーパーカップ(8回)
UEFAスーパーカップ(3回)
クラブ・ワールドカップ(3回)
リーグ・アン(1回)
コパ・アメリカ(1回)
ワールドカップ(1回)
バロンドール(7回)
