インテル・マイアミFWリオネル・メッシのボディガードは、相次ぐピッチ内への侵入に警告を発している。
メッシが2023年夏にインテル・マイアミに加入して以来、専属のボディガードとして警備してきたヤシン・チュエコ氏。元MMAファイターは、試合中もプライベートでもアルゼンチン代表FWを警護している姿が現地でも話題となっていたが、自身のSNSで強く訴えている。
バロンドール8度の受賞を誇るメッシだが、これまでも写真を求めるファンがピッチに侵入するケースが多発。インテル・マイアミへ移籍して以降はそうしたケースが増加しており、先日ホンジュラスで行われた親善試合でもファンが乱入している。こうした状況に、チュエコ氏は自身のSNSで「ホンジュラスとペルーの警備チームには心から感謝する」としつつ、以下のようにメッセージを綴った。
「ピッチに侵入したファンを捕まえるのは私の役目ではない。スタジアム警備員の責任だ。だがハッキリ言って、彼らのほとんどは職務に完全に集中していない。安全を確保するのではなく、試合を見たり、写真を撮ることに忙しくなっている。そして彼らが注意を払っていないので、私が自発的に介入して対処することに決めた」
「警備員たちへ、どうかリスペクトと真剣さを持って欲しい。警戒を怠らないで欲しい。給料分の仕事をしてほしい。スタジアム、選手、ファンの安全は君たちにかかっている。私はいつでも君たちをサポートし、必要な時にはいつだって介入する準備がある。だが君たちが自分の役割を果たさなければ、この任務を1人でこなすことは非常に難しい」
またチュエコ氏は、「私は有名人ではないし、エゴもない。一部メディアが伝えたように、年俸300万ドルも稼いでいない。私は他の大勢の人と同じように、献身と名誉を持って自分の使命を果たすために全力を尽くす単なる労働者だ。私の役割は一緒に働く人の安全を確保し、ファンを傷つけないこと。そのためには何だってする覚悟がある」と続け、さらに「いつか義務を果たすために命を捧げなければいけない日が来たとしても、ためらうことなくそうするつもりだ」と綴っている。
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