2021年のバロンドールを受賞したリオネル・メッシが、その喜びを語った。
メッシは前回開催となる2019年バロンドールから連続の受賞。2年前にクリスティアーノ・ロナウドを抜いて、史上最多6度目の受賞を達成していたアルゼンチン人FWだが、その記録をさらに伸ばした格好だ。
前回の授賞スピーチでは引退も視野に入れ始めたことを告白していたメッシ。しかしながら今回のスピーチでは、パリ・サンジェルマン加入の影響もあってか、可能な限り現役でいる意欲を示している。
「また、この舞台に立てるなんて信じられないよ。2年前にはキャリア最後の時期を過ごしていると言ったけれど、再びここに戻ってくることができた。今の僕はとても幸せで、新しい挑戦に臨んでいく期待にあふれている。どれだけの時間が残されているかは分からないけれど、できるだけ長い間プレーできたらいいと思っているよ」
メッシはバルセロナに所属していた昨シーズン、公式戦47試合で38ゴール14アシストを記録。クラブで獲得したタイトルはコパ・デル・レイのみにとどまったが、今夏にはコパ・アメリカを制して、アルゼンチン代表として悲願の初トロフィーを掲げた。
「バルセロナとPSGはもちろん、とりわけアルゼンチン代表のチームメートの感謝をしたい。アルゼンチン代表とともに何かを成し遂げる必要があると感じていたけれど、今年ようやくそうすることができた。このトロフィーを獲得できた大部分の要因はコパ・アメリカにあるんだ」
メッシはまた、今年のバロンドールでは2位となったFWロベルト・レヴァンドフスキについても言及している
「この会場には妻、子供たち、父、母がいてくれる。ロベルト(・レヴァンドフスキ)と受賞を競えたのは、本当に誇り高いことだ。去年、パンデミックで中止となったバロンドールはロベルトこそが勝者だったし、彼の家にトロフィーがあって然るべきだと思っている」




