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FWキリアン・エンバペを獲得したレアル・マドリーの陣容は、市場価値1億ユーロ超えの選手がひしめいている。
フロレンティーノ・ペレス会長の第一次政権では自家製のラウール・ゴンサレスとグティほかロベルト・カルロス、ルイス・フィーゴ、ジネディーヌ・ジダン、ロナウド、デイビッド・ベッカム、マイケル・オーウェンらスター選手を集めて“銀河系軍団”を形成したレアル・マドリー。昨季ラ・リーガ＆チャンピオンズリーグを制覇し、新たにエンバペを加えた現陣容は、“新銀河系軍団”と称することができそうだ。
というのも、移籍専門サイト『トランスファーマルクト』が査定したフットボール選手の市場価値で、1億ユーロ（約171億円）を超えている選手は19選手存在するが、その内じつに7選手がレアル・マドリー所属なのだ。
『トランスファーマルクト』によれば、レアル・マドリーの選手ではエンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガム、MFフェデ・バルベルデ、FWロドリゴ、MFエドゥアルド・カマヴィンガ、MFオーレリアン・チュアメニの市場価値が1億ユーロを超えている。また現在、最も市場価値が高い選手はエンバペ、ヴィニシウス、ベリンガム、マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドの1億8000万ユーロとなっており、マドリーはエンバペ獲得によってその内3選手を擁している。
また、レアル・マドリーに次いで市場価値1億ユーロ超えの選手を多く擁しているチームはマンチェスター・シティとアーセナルで、シティがハーランド、FWフィル・フォーデン、MFロドリ、アーセナルがFWブカヨ・サカ、MFデクラン・ライス、MFマルティン・ウーデゴールと3選手ずつを擁している。ランキングは以下の通り（カッコ内は年齢）。
1位 レアル・マドリーMFジュード・ベリンガム（21） 1億8000万ユーロ
1位 シティFWアーリング・ハーランド（24） 1億8000万ユーロ
1位 レアル・マドリーFWヴィニシウス（24） 1億8000万ユーロ
1位 レアル・マドリーFWキリアン・エンバペ（25） 1億8000万ユーロ
2位 シティFWフィル・フォーデン（24）1億5000万ユーロ
3位 アーセナルFWブカヨ・サカ（22） 1億4000万ユーロ
4位 レヴァークーゼンMFフロリアン・ヴィルツ（21）1億3000万ユーロ
4位 バイエルンFWジャマル・ムシアラ（21） 1億3000万ユーロ
4位 シティMFロドリ（28）1億3000万ユーロ
5位 バルセロナFWラミン・ヤマル（17）1億2000万ユーロ
5位 レアル・マドリーMFフェデ・バルベルデ（25） 1億2000万ユーロ
5位 アーセナルMFデクラン・ライス（25） 1億2000万ユーロ
6位 レアル・マドリーFWロドリゴ(23) 1億1000万ユーロ
6位 インテルFWラウタロ・マルティネス(26) 1億1000万ユーロ
6位 アーセナルMFマルティン・ウーデゴール(25) 1億1000万ユーロ
7位 レアル・マドリーMFエドゥアルド・カマヴィンガ(21) 1億ユーロ
7位 レアル・マドリーMFオーレリアン・チュアメニ(24) 1億ユーロ
7位 ナポリFWヴィクター・オシムヘン(25) 1億ユーロ
7位 バイエルンFWハリー・ケイン(30) 1億ユーロ
なお市場価値の総額が最も高いチームは、マンチェスター・シティで13億8220万ユーロで、レアル・マドリーは13億3900万ユーロでやや遅れをとっている。ただし、シティの市場価値の総額がここ6シーズン連続で10億ユーロを超えているのに対して、レアル・マドリーは2021年に一時期7億650万ユーロまで下がった陣容の価値を、タイトル獲得やベリンガム＆エンバペ加入などによって凄まじい勢いで引き上げている。