レアル・マドリーFWキリアン・エンバペは、3カ月以上に渡って膝の痛みに悩まされているようだ。
今季は公式戦33試合で38ゴールと驚異的なペースでゴールを重ね、チームを牽引してきたエンバペ。しかし昨年末に膝のケガが判明すると、直近の公式戦2試合は欠場することに。レアル・マドリー側は「保存療法」を続けることを明かしたが、離脱時期について情報が錯綜しており、その状態に注目が集まっている。
『The Athletic』のレアル・マドリー番記者マリオ・コルテガナ氏によると、エンバペが最初に左膝を痛めたのは12月7日のセルタ戦。その後、1月4日のレアル・ベティス戦を欠場すると、当初はスーペルコパ・デ・エスパーニャ出場も危ぶまれており、メンバーに帯同せず。クラブは理学療法士2名をエンバペのためだけに残したとのこと。しかし最終的には復帰し、バルセロナとの決勝戦でも14分間プレーしている。
その後もピッチに立ってゴールを決め続けたエンバペだが、現在まで3カ月近く左膝の違和感を抱え続けているという。そして今回の負傷により、復帰時期は依然として未定。代理人は現時点での外科手術を否定しているが、復帰の目処は立っていないようだ。またレアル・マドリー関係者は、「エンバペは全く問題ない日もあれば、ひどい痛みを感じる日もある」と明かしており、そのためクラブ側は保存療法を続けながら定期的に試合に出場させていたと伝えられている。
しかしコルテガナ氏は、問題が依然として解決しないことを考えると、アプローチの方針転換が行われる可能性もあると指摘。クラブ側は早急な復帰を望んでいるが、夏のワールドカップまで4カ月を切った状況もあり、内部でも多くの議論が交わされているとのこと。それでも関係者は、エンバペ自身は「以前より落ち着いて」おり、「より明確なプランを持っている」と明かしたようだ。
なお、スペインスポーツ外傷学会の元会長であるフアン・アヤラ氏は「殆どの場合、手術は必要ない。グレード1の靭帯損傷、グレード2の靭帯部分断裂の場合は手術をしない。保存的治療を行う。グレード1の捻挫は最低3週間、グレード2の捻挫は最低6週間の休養が必要だ。しかし選手がプレーを続けた場合、ケガは慢性化して予後を悪化させる可能性がある。適切に治療しない場合は不安定な状態が続き、手術も必要になる可能性がある」と語っている。


