レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・エンバペは、今季バロンドールについて、自分であれば同胞FWウスマン・デンベレに投票すると明言した。
8日のUEFAネーションズリーグ決勝スペイン戦を前に会見に出席したエンバペは、今季バロンドールについて自身ならばデンベレ、もしくはバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルのどちらに投票するかを問われた。すると、まず「本当に説明する必要があるのかい?」と言い、古巣パリ・サンジェルマン(PSG)のチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した同胞FWを迷うことなく選択している。
「ヤマルとデンベレについて話すとするならば、僕ならばデンベレを選ぶよ。そんなの当たり前じゃないか!」
「だけど、状況はすぐにでも変化する。それはこれまでの受賞者たちが示していることだ。バロンドールの発表は9月で、それまでに多くのことが起こり得る。ただ現時点で、デンベレとヤマルについて聞かれたから、そうやって答えさせてもらったよ」
エンバペはまた、自身の退団からわずか1シーズン後にPSGがCL優勝を果たしたことにも言及している。
「彼らは長く困難な時期を過ごしてきた。僕自身もその様を目にしてきたよ。決勝を5-0で制した彼らは、間違いなく欧州最高のチームだ。最高レベルの試合があのような結末で終わるのは、これまで見たことがない。今、彼らは誰もが打ち破りたいチームになったんだ」
「僕のPSG退団は早すぎた? そうは思わない。僕のPSGでの時代はもう終わっていたんだから。恨みも後悔もないし、ただ運命であったというだけだ。僕は全力を尽くしたし、(CL優勝は)自分なしで起こらなくてはいけなかったんだ」


