Roberto De ZerbiAFP

「私は練習に参加しない」→「じゃあ俺たちも練習しない」…マルセイユ、指揮官と選手の対立深まる?

マルセイユのロベルト・デ・ゼルビ監督は、選手たちとの関係が悪化しているようだ。

今季からマルセイユを指揮するデ・ゼルビ監督。メイソン・グリーンウッドやアドリアン・ラビオらの加入もあり、シーズンの大半をパリ・サンジェルマン(PSG)に次ぐ2位で戦ってきた。しかし、直近のリーグ・アンは痛恨の3連敗。モナコにかわされ、3位に転落している。

チームが不振に苦しむ状況だが、指揮官と選手たちの関係が悪化しているようだ。フランス『レキップ』は、デ・ゼルビ監督が一貫して感情的で権威主義的なマネジメントスタイルを採用してきたと指摘。調子が良いときは「家族のような雰囲気」を生み出し、一方で敗れた後は選手へ厳しい罰を与えてきたようだ。29日のスタッド・ランス戦後(1-3)には、選手たちへトレーニンググラウンドでの宿泊を命じており、また予定されていた30日のオフを急遽トレーニングへ変更したという。

そして31日午後の練習では、選手たちの態度に納得できないデ・ゼルビ監督が「私は練習に参加しない」と伝えた模様。こうした指揮官の態度にうんざりした選手たちは、「じゃあ俺たちも練習しない」と言い返し、しばらくの間トレーニンググラウンドに出ることを拒否したようだ。

『レキップ』によると、指揮官と選手の間で緊張感が高まった中、フットボールダイレクターのメフディ・ベナティア氏が介入。選手たちに「クラブの金銭的な投資」を正当化するように促すなど、事態の収束を図ったようだ。しかし一部の選手はさらに反発し、ベナティア氏が現役時代にプレーしたバイエルンやユヴェントスで「こんな不安定なリーダーシップは許されるのか」と問い詰めたことも伝えられている。

すでに来季のミラン新指揮官最有力候補とも伝えられているデ・ゼルビ監督。選手との対立が伝えられる中、マルセイユは6日の次節でトゥールーズと対戦する。

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