Roberto Mancini press conference Italy 08112021Getty

W杯予選敗退のイタリア、マンチーニ監督は続投を示唆「今後も重要な試合が残っている」

イタリア代表監督のロベルト・マンチーニが28日、トルコとの親善試合の前日会見に出席し、指揮の続投に意欲を見せた。

マンチーニ率いるイタリアは、24日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフの準決勝で、北マケドニアに0-1でまさかの敗戦。イタリア史上初めて2大会連続でW杯出場を逃した。

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このため現地メディアは、マンチーニ退陣の可能性も報じていたが、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長はすぐさま指揮官の続投を支持。マンチーニ自身も連盟トップとの面談の結果、チームに残る意向を示した。

「ここ数日、会長と話をして、我々はすべてにおいて歩調が揃った。今はこの試合(トルコ戦)に集中し、それから将来に向けて何を改善すべきかを落ち着いて話し合うことになる。今後も重要な試合が残されているわけであり、再出発する必要がある」

トルコ戦を前に、主力メンバーのジョルジーニョやチーロ・インモービレ、ロレンツォ・インシーニェらが代表を離脱した一方で、指揮官は今後若手の起用にシフトしていくことを示唆した。

「選手たちやクラブのためにできることがあれば、我々も協力する。ジョルジーニョらはフィジカルコンディションも最高とは言えず、出場しない予定だった。何人かの選手は、我々が離脱させた。ロレンツォは以前からフィジカルトラブルを抱えていたし、インモービレもスタンドから試合を見守ることになるはずだった。もちろん今後は、もっと若い選手たちを入れていく。だが、彼らが所属クラブで重要な経験を積むことが大切であり、そうなることを願っている。この点に取り組んでいき、全体像を確認していきたい」

またマンチーニは、悪夢のW杯欧州予選を改めて振り返った。

「起きたことに、いつまでも説明を見つけようとするのは無駄なことだ。このチームは、(予選グループリーグで)スイスに少なくとも2ポイント差をつけて、勝たなければならなかった。チームは常によく戦っていたが、何かが上手くいかなかった。しかし言い訳を探し続けることに意味はない。起きたことは起きたこととして、受け入れなければならない」

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