キャラガー氏が分析する対マン・Cの“セオリー”「言うは易く行うは難しだけど…」

【欧州・海外サッカーニュース】昨季は公式戦12敗を喫したマンチェスター・シティ（プレミアリーグ）。ジェイミー・キャラガー氏が、敗戦パターンは同じようなものであると指摘している。

リヴァプールのレジェンドであり、現在『スカイスポーツ』で解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏が、昨季のマンチェスター・シティについて分析している。

昨季プレミアリーグ3連覇と悲願のチャンピオンズリーグ（CL）制覇を目指したマン・C。しかし、リーグ戦ではリヴァプールに圧倒的な差をつけられ2位に甘んじると、CLではリヨン相手に敗れて3季連続準々決勝敗退となった。公式戦では12敗を喫するなど、不本意なシーズンを送った。

キャラガー氏は『Goal』に対し、対戦するチームがペップ・シティへの対抗策を見つけ始めたと指摘。12はという数字は、恐怖心が無くなった証拠だと分析している。

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「シティ戦で結果を出すためにはどうすれば良いのか、各チームはそれに取り組んできたと思う。実際に止められるかということは、また別のことではあるけどね」

「疑う余地のないことは、彼らが昨季あまりにも多くの試合を落としたということ。12試合に敗れ、ペップ・グアルディオラのチームとしてはとんでもない負け方をしてしまったからね。状況を変えなければならない」

次の試合

「シティ戦で結果を残すチームは、自陣深い位置に構えて相手のプレッシャーを吸収しようとする傾向がある。そして、サイドバックが高い位置を取ってディフェンスラインが崩れたところを利用しようとする」

「それがセオリーだね。でも、言うは易く行うは難しだ。（第31節で）チェルシーがシティ相手に完璧なプランを引き出したのを見たし（2-1）、FAカップ準決勝ではアーセナルが同じような戦術で勝利した（2-0）。彼ら相手にプレーするのは、ロケット工学みたいに難しいわけじゃない」

「でも、それを成功させるためにはハードワークとシティが低調である必要があるけどね。（ケヴィン）デ・ブライネとセルヒオ・アグエロが最高の状態であれば、戦術関係なく止めるのは難しい」