マンチェスター・ユナイテッドがヴィクトル・ギェケレシュの獲得を諦めてはいないようだ。ポルトガル『SIC Notícias』が伝えた。
今夏の移籍市場でその去就に大きな注目の集まっているギェケレシュ。スポルティングCPで過ごす2シーズンで公式戦102試合で97得点を挙げてリガ・ポルトガル連覇に大きく貢献した。
この活躍を受けて、ギェケレシュに対しては欧州のビッグクラブからの関心が届く。中でも、アーセナルが現在獲得に向けて動いており、スポルティングとの合意に近づくと広く伝えられてきた。しかし、依然として両クラブ間の溝が埋まっておらず、ポルトガルのクラブが求める7000万ユーロ(約120億円)には届いていない。
思うように移籍交渉が進まず、先日にはギェケレシュの実父が不満を募らせているなどとも伝えられた中、アーセナルのライバルであるマンチェスター・Uがこの状況を利用して同選手の獲得に動く可能性が浮上。『SIC Notícias』によると、同クラブにはスポルティングCPの要求額を支払う用意があり、合意に“とても近づいている”とも伝えられている。
ただし、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・Uからの関心が届くものの、同選手の優先事項はアーセナル移籍。6月からこの考えは変わっておらず、代理人のハサン・セティンカヤ氏も同選手同様にアーセナル移籍の完了を目指しているようだ。
