マンチェスター・ユナイテッドに所属する2人のイングランド人アタッカーの将来について、『The Athletic』が分析している。
昨季はプレミアリーグで8位に終わったものの、FAカップ優勝でヨーロッパリーグ出場権を獲得したマンチェスター・U。シーズン後の指揮官交代も噂されたが、先日エリック・テン・ハーグ監督との契約延長が発表された他、ダン・アシュワース新SD(スポーツダイレクター)の就任も正式に決定し、新シーズンへの準備を進めている。
そんなマンチェスター・Uだが、『The Athletic』によると8日からプレシーズンをスタートする。EURO2024やコパ・アメリカ参加中の選手の合流は後日の予定だが、それ以外の選手は1カ月強の休暇を終えて戻り、フィットネステストを受けることになると伝えられている。
そしてマーク・クリッチュリー記者は、昨季レンタルでチームを離れていたメイソン・グリーンウッドとジェイドン・サンチョの去就について分析した。
昨季ヘタフェでラ・リーガ10ゴールを記録したグリーンウッドだが、休暇を延長する可能性が高い模様。一部では復帰も噂されたものの、マンチェスター・U側は完全移籍での放出を望んでおり、現在はマルセイユとラツィオとの交渉を進めているようだ。
一方、古巣ドルトムントでチャンピオンズリーグ決勝新種に貢献したサンチョだが、昨年9月から続くテン・ハーグ監督との衝突は未だ解決しておらず「和解がない限り復帰は困難」とも。マンチェスター・Uはサンチョに対するオファーを受け入れるようだが、要求する移籍金4000万ポンド(約82億円)や20万ポンド以上(約4100万円)とされる週給が障害となっているようだ。クリッチュリー記者は、「心機一転オールド・トラッフォードでのキャリアを復活させるチャンスでもあるが、現時点ではテン・ハーグと復帰に関する明確な話し合いが行われるかは不明」と指摘した。
レンタル先で結果を残したグリーンウッドとサンチョ。マンチェスター・Uでの今後に注目が集まっている。


