マンチェスター・ユナイテッドの今夏の補強について、著名記者デイビッド・オーンスタイン氏が分析している。
昨年11月のルベン・アモリム監督就任後も厳しい戦いが続き、37試合を終えて現在リーグ16位とプレミアリーグワーストシーズンが確定しているマンチェスター・U。それでもヨーロッパリーグでは決勝戦までたどり着いたが、トッテナムとのファイナルを0-1で落とした。これでタイトルを逃しただけでなく、来季は欧州カップ戦に出場できないことも決まっている。
そんなマンチェスター・Uについて、オーンスタイン氏は『The Athletic』でファンから届いた質問に回答。「今回の敗戦が夏の補強にどれほど負荷をかけるか知っている?」との問に対して、こう答えた。
「昨夜の敗戦は非常に痛手だっただろうが、彼らはヨーロッパ大会の出場を前提としていない予算を組んでいたので、全くの衝撃ではないだろう。いくつかの取引(当初はマテウス・クーニャとリアム・デラップを希望していたが、今後の展開を見守ろう)を行う資金は確保しており、一方で売却も必要になる」
「当然、多くの財政的な悪影響がある一方で、ほとんどの選手の契約に含まれるチャンピオンズリーグ出場ボーナスを支払う必要がないなど、わずかながら安心材料もある」
「ユナイテッドはPSR(プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則)を遵守してきたが、来季はこれがより大きな課題となることは明らかだった。だからこそ、これまで抜本的なコスト削減策を実施している。そのうえで、収益性の高い下部組織出身タレントを含めて、大規模な選手売却が必要になるのもこれが理由だ」
なお、マンチェスター・Uは25日のプレミアリーグ最終節でアストン・ヴィラと対戦。本拠地オールド・トラッフォードで今季ラストマッチを戦う。
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