Antony Betis 2025Getty

移籍金で合意もすぐさま撤回?アントニー巡るマン・Uとベティスの交渉が複雑化する理由とは…

マンチェスター・ユナイテッドFWアントニーを巡り、レアル・ベティスとの交渉が複雑化しているようだ。

昨季後半戦でベティスにレンタルで加入すると、公式戦26試合で9ゴール5アシストを記録し、カンファレンスリーグ決勝進出に貢献したアントニー。その後レンタル期間満了に伴いマンチェスター・Uへと復帰したが、構想外選手として退団が決定的となっている。

そしてイギリス『BBC』によると、マンチェスター・Uとベティスはアントニーの移籍に関して夏の移籍市場の大半を交渉に費やしてきたが、移籍金で合意できていなかった模様。それでも29日、完全移籍に向けて移籍金や条件面でついに合意、アントニーはメディカルチェックを受けるための渡航許可も得ていたという。

しかしその後、ベティス側は公式声明で「オファーを撤回した。ベティスは移籍金を支払う余裕がなく、選手が受け取る金額も支払うことができない」と発表している。『BBC』は、この状況を打開するためにさらなる交渉が行われるのか、またベティス側が新たなオファーを提出するつもりがあるのかは、現時点で不透明だと伝えた。

なお移籍専門記者ベン・ジェイコブス氏は、マンチェスター・U側はこれが「交渉における駆け引きの1つ」であることを願っていると指摘。一方でベティス側は、マンチェスター・Uがより低い金額(合意した金額は2500万ポンド+50%の売却条項とも)を提示してくれることを期待しているようだ。そのため、両クラブ間で膠着状態が続いているとのこと。さらに、アントニー側が移籍を実現するために給与要求を下げるかは不透明であるようだ。

イングランドの移籍市場はイギリス時間の9月1日19時に設定されているが、スペインではイギリス時間の同日22時59分まで開かれている。今後の動向に注目だ。

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