マンチェスター・ユナイテッドは、クラブのメディカル部門の全面見直しを図っているようだ。
今季は負傷者の続出に悩まされているマンチェスター・U。すでにカゼミーロやタイレル・マラシア、クリスティアン・エリクセン、ヴィクトル・リンデロフ、アマド・ディアロ、リサンドロ・マルティネス、メイソン・マウントと複数選手が戦列を離れているが、先日のバイエルン戦(0-1)ではハリー・マグワイアとルーク・ショーも負傷交代を強いられており、厳しいやりくりが続いている。
そんな中、マンチェスター・Uはメディカル部門の全面見直しを行っているという。『デイリー・メール』によると、クラブはライバルクラブがスポーツ医学の面で遥かに先を進んでいるとし、選手のパフォーマンスに影響が出ていることを懸念。そして、今年9月にはゲイリー・オドリスコル氏を招聘した。過去に様々なスポーツでトップレベルでの経験を持ち、直近ではアーセナルのメディカル部門トップを務めていた同氏に今回の見直しを主導させているという。
同メディアは、見直しの重要なテーマの1つが「メディカル部門の多様性(幅広い人種や女性、宗教観)を高めること」であり、スタッフの多様性がドレッシングルームに良い影響を与えることを期待している模様。さらにオドリスコル氏は、スポーツ医学に対する先進的なアプローチを持つ若い医師の採用も提案するつもりだという。一方で、現在所属するスタッフは長期的に見れば職が脅かされる可能性もあるものの、今回の見直しでポジションの再配置が可能かどうかも検討されることになるようだ。
なお『デイリー・メール』によると、全面見直しは以前から予定されていたものであり、今季のケガ人続出が直接の原因ではないと主張しているようだ。だが、部門内の多様性を強化したいという考えは認めている模様。より近代化したアプローチを目指し、それが選手の起用に影響を与えることを期待しているようだ。そして、以前から伝えられる『INEOS』のクラブ株式25%の買収が承認されれば、様々な改革が進んでいくと伝えられている。


