元マンチェスター・ユナイテッド指揮官ルイ・ファン・ハール氏は、古巣に辛辣な言葉を送った。
アヤックスやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンで指揮官として成功を収めたファン・ハール氏。2014年にマンチェスター・Uの指揮官に就任すると、FAカップ優勝を達成したものの、成績不振によって2年後に解任された。
そしてマンチェスター・Uはファン・ハール氏以降、ジョゼ・モウリーニョ監督やオーレ・グンナー・スールシャール監督、ラルフ・ラングニック監督、エリック・テン・ハーグ監督、そしてルベン・アモリム監督と5人の指揮官が就任するも、プレミアリーグ優勝には届かず。さらに今シーズンは、プレミアリーグ創設以降ではワーストとなる15位で終えている。
混迷の続く古巣マンチェスター・Uについて、ファン・ハール氏はイギリス『スカイスポーツ』で「商業クラブのままであり、フットボールクラブではない」とバッサリ。続けて「以前にも私はそう言ったと思うが、監督が加入する選手を決められないことは簡単ではない。非常に難しいことだ」とコメントした。
さらに、監督にもっと移籍市場での決定権があるべきかと問われたファン・ハール氏は、「そうあるべきだと思う」と話し、「結果を残せないからといって監督を解任することは可能だが、他人が獲得した選手でプレーすれば、トラブルに陥るものだ。監督の考えを知る必要があり、監督が選手たちを指導しなければならない。常にそうあるべきだと思うよ」と持論を展開している。
加えて、就任1年目でリヴァプールをリーグ制覇に導いたアルネ・スロット監督を例に挙げ、「彼は『この選手を獲得すべき。注目すべき』とテクニカルディレクターに言える男だよ」としつつ、同郷の指揮官の功績を称えた。
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