マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督がコーディ・ガクポを逃したことへ不満を持つようだ。『ESPN』が伝えている。
11月にクリスティアーノ・ロナウドが退団したマンチェスター・Uは、冬の移籍市場で前線の補強が急務とされている。そんな同クラブが強い関心を持っていたのがPSVで大活躍するガクポだ。
オランダ代表としてワールドカップに出場し、初戦から3試合連続ゴールを記録するなど準々決勝進出に貢献したガクポに対して、マンチェスター・Uは夏の移籍市場から強い関心を寄せてきた。エールディヴィジでの活躍をよく知るテン・ハーグ監督のメインターゲットの1人であるとされ、1月の獲得に向けてクラブが本腰を入れると考えられていた。
しかし、マンチェスター・Uよりも一足先に動きを見せ、早急にガクポ獲得で合意に達したのがリヴァプール。『ESPN』によると、マンチェスター・Uはライバルのオファー内容に匹敵するものを用意できなかったために、正式なオファーすら提出していなかったようだ。
夏に予定以上の補強に動いたことから、冬の移籍市場で使用できる予算に制限があることを理解するものの、ガクポがプレミアリーグのライバル行きを選んだことにテン・ハーグ監督は失望とともに不満を抱えているようだ。
それでも、補強が必要なマンチェスター・Uは、今回の移籍市場で完全移籍ではなく、より支出が抑えられる期限付き移籍での補強を目指す見込み。テン・ハーグ監督は「我々は常に移籍市場にいると思う。しかし、スポーツ面や財政面の基準にマッチしなければならない」と語っていた。




