プレミアリーグは2日に第24節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドとクリスタル・パレスが対戦した。
直近の公式戦3連勝と調子を取り戻しつつあるが、リーグ戦では未だ12位と苦戦が続くマンチェスター・U。結果が必要なホームでの一戦では、最前線にホイルンドやザークツィーではなく、メイヌーが入った。一方、前節敗れて連勝がストップした13位パレスでは、鎌田大地が2試合ぶりに先発入りしている。
マンチェスター・Uは5分、ボックス内に侵入したメイヌーからガルナチョに決定機。7分にはメイヌーがポスト直撃のシュートを放つなど、序盤からビッグチャンスを作る。一方のパレスも10分、柔らかいクロスにムニョスが飛び込んで際どいヘッドを放った。序盤から互いにゴールに近づいていく。
攻めるマンチェスター・Uは、10分過ぎから連続でCKを獲得するなど押し込んだが、逆に16分にはカウンターから最後はラクロワの強烈なミドルを許す。ここはGKオナナが弾いたが、21分にも鎌田大地の飛び出しからミチェルの鋭いシュートでピンチを迎えた。39分にもDFラインの背後を取ったマテタにGKとの一対一を作られたが、シュートが僅かに枠を外れて事なきを得ている。前半はスコアレスで折り返した。
後半に入ると、マンチェスター・Uは51分に決定機。右からのパスをブルーノ・フェルナンデスがダイレクトで狙うが、GKヘンダーソンがファインセーブ。その後のCKでもチャンスを作ると、57分にもディアロが際どい場面を作った。一方のパレスは61分、鎌田大地がエゼと交代に。ケガ明けのエースを投入した。
すると64分、パレスが先制に成功。エゼにラクロワが頭で合わせ、バーに当たってこぼれたところを最後はマテタが押し込んだ。アウェイチームが貴重なリードを奪う。
追いかける展開となったマンチェスター・Uは、70分にメイヌーとマズラウィを下げてホイルンド、ザークツィーを投入。攻撃的なカードを切って勝負に出る。しかし82分、リサンドロ・マルティネスがボールを追いかけた際に足を痛め、自力で立ち上がれずに担架でピッチを後に。涙を流しながらデ・リフトとの交代を余儀なくされた。
苦しくなったマンチェスター・Uは87分、ウガルテに代えてエリクセンを投入。なとかゴールを奪いに行く。一方でパレスも、同じタイミングでクラインと長期離脱から復帰したウォートンを送り出した。すると89分、パレスはカウンターからムニョスのパスをマテタが押し込み、決定的な2点目を奪った。試合はこのまま終了し、2-0でパレスが勝利している。
この結果、勝ち点を30まで伸ばしたパレスが12位に浮上。一方でマンチェスター・Uは、これが早くもリーグ戦11敗目。13位まで順位を落とした。




