マンチェスター・ユナイテッドのオマール・ベラダCEOは、チームの状況やスタッフ大量解雇について語っている。
今季はシーズン途中に指揮官交代に踏み切ったマンチェスター・U。しかし、最終的にプレミアリーグ創設以降ではワーストとなる15位で終え、さらにヨーロッパリーグでも決勝戦で敗退。ルベン・アモリム監督が今季を「大惨事」と認めるなど、非常に難しい1年間を過ごした。
それでもベラダCEOは、17日に発行されるファンジン『United We Stand』の中で「ルベンを監督として、そして彼がやろうとしていることを固く信じている。短期的な痛みはすべて乗り越え、最悪な時期は過ぎ去っていくだろう」と今後への期待を語った。
「15位でシーズンを終えるなんて(昨夏の段階では)決して言わなかっただろう。チームがシステムに慣れる時間を過小評価していたのだと思う。シーズン途中にルベンを招聘すれば、パフォーマンスがさらに難しくなることは理解していた。だが、彼にチームやクラブ、そしてプレミアリーグについて理解を深める時間を与えるためだった。来シーズンに向けた投資だと考えていた」
「経営陣が固まり、コーチングチームやテクニカルチームも固まった。そしてフットボール面でも、何をしたいのか、どんな選手を獲得したいのか、どんなプレーを見せたいのか、アカデミーをどう統合していくのか、将来の才能にどう投資するのか、明確な考えがある」
一方でベラダCEOは、以前にスタッフの削減が1回のみと発言したことを謝罪。マンチェスター・Uは昨年250名のスタッフを解雇したが、5月には2回目の大量解雇に着手しており、新たに200名のスタッフが職を失う可能性が伝えられている。
「2回目の解雇を発表した時には、9月にあの発言をしたことについて謝罪した。当時、クラブの財政がこれほどまでに悪化するとは予想していなかった」


