マンチェスター・ユナイテッドのOBリオ・ファーディナンド氏は、ブルーノ・フェルナンデスの決断に持論を展開している。
マンチェスター・Uの主将を務め、これまで公式戦290試合で98ゴール86アシストを記録してきたブルーノ・フェルナンデス。しかし今季、チームが欧州カップ戦出場権を逃したことで退団の可能性が浮上。特にアル・ヒラルが3シーズン総額2億ポンド(約389億円)を提示し、オファーを真剣に検討していることが伝えられていた。
それでも、ポルトガル代表MFは先日の会見で「僕にとっては野心的な提案だった」としつつも、「最高レベルにとどまり、大きな大会でプレーしたい」と宣言。アル・ヒラルのオファーに感謝を示しつつ、マンチェスター・U残留を決断したことを明かしている。
そんな古巣の主将について、ファーディナンド氏が『ミラー』で持論を展開。「1つ言えるのは、忠誠心があるということだ」とし、以下のように続けた。
「この言葉はよく使われると思うが、クラブや選手の視点から見ると、実際にはほとんど見られないことなんだ」
「ビジネスだということは理解している。だが、彼は純粋に『もちろんここでも良い給料を受け取っているが、ユナイテッドでやり残したことがある。ここでやりたいことがある。ファンも愛してくれている』と考えていると思うよ」
「彼はこれまで受けたものすべてに対し、“恩返し”がしたいという思いでフットボールを続けているんだと思う。だから、彼を尊敬するしかないよね」
「もし退団を決断したとしても、100%理解できたよ。それでも彼が残ってくれて『まだやるべきことがある』と言ってくれたという事実は、彼の人間性を証明している。そして同時に、全員が彼に快くキャプテンマークを任す理由であると思うよ」
さらにファーディナンド氏は、「もし私が彼だったら、正直に言って(アル・ヒラルに)ノーを言うのは難しかった」とも語っている。




