マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスに対し、ジョー・コール氏が持論を展開した。
2020年1月にマンチェスター・Uへ加入すると、これまで公式戦277試合で95ゴール81アシストを記録してきたブルーノ・フェルナンデス。16日のレスター戦(3-0)でもネットを揺らし、プレミアリーグ50ゴールを挙げたクラブ史上6人目の選手になっている。
そんなチームの絶対的な中心として活躍を続ける30歳MFだが、これまでマンチェスター・Uで獲得したタイトルはリーグカップとFAカップのみ。今季はヨーロッパリーグで準々決勝へ進んだものの、プレミアリーグでは13位に低迷するなどクラブとして厳しい状況が続いている。
そしてイングランド代表OBのジョー・コール氏は、ブルーノ・フェルナンデスに将来を熟考するようにアドバイスを送っている。『Paddy Power』で以下のように語った。
「もし私がブルーノ・フェルナンデスだったら、間違いなくマンチェスター・U退団を検討するだろう。彼は最前線で活躍し続けているのに、周りから攻撃され続けている。夜家に帰って『このチームで役割を果たしているのは自分だけなのに、なぜ攻撃されるんだろう』と不思議に思っているはずだ」
「うまくやっている選手は他にもいるが、彼は文字通りの危機的状況でクラブを引っ張っている。最終的にブルーノが去って、その後クラブがトップに返り咲いたとしても、この時代で輝いていたのはブルーノだけだ」
またコール氏は「素晴らしい選手であり、どんなチームでも活躍できる。しかし、キャリアでリーグ優勝がない。マンチェスター・Uで自分の足跡を残せたからこそ、トップチームで自らを証明する必要があると思うよ」と評価しつつ、さらに続けた。
「彼はクラブを去るべきだ。あまりにも批判ばかり受けているからね。マンチェスター・Uの選手だからこそ批判はその一部だが、ゴールやアシストを決めてチームを牽引しているのに、批判ばかり受けているのはどんな気持ちなんだろうか……本当に素晴らしい選手だ。もし私が彼ならば、タイトルを獲得できるチームに行きたいと願うだろう」


