マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ卿は、ルベン・アモリム監督への信頼を強調した。
昨年11月にマンチェスター・Uの指揮官に就任したアモリム監督。しかし昨季はプレミアリーグでのクラブワーストとなる15位で終えると、今季も開幕7試合で3勝1分け3敗、リーグカップでも4部チーム相手に敗退していた。苦しい状況が続く中、クラブOBやメディアは監督交代の必要性を度々指摘しており、その将来に注目が集まっている。
一部では10月のインターナショナルウィークで指揮官の状況を精査するとも伝えられていたマンチェスター・Uだが、ラトクリフ卿は信頼を強調している。『Times』のポッドキャストに出演した同氏は、以下のように語った。
「確かに、彼は最高のシーズンを送っていない。ルベンは3年間で自身が優れた監督であることを証明する必要がある。それが私の望みだよ」
「メディアの言うことは、時々理解できないね。彼らは一夜にして成功を欲しがる。電灯のスイッチを押せば、明日は薔薇色の世界になると思っているんだ。毎週のように騒ぐ記者に反射的な反応をしていては、マンチェスター・Uのようなクラブは運営できないよ」
また、「フットボールチームには2つの側面がある。ビジネス面とスポーツ面だ。好き嫌いにかかわらず、結果とあらゆる外的要因に最も大きな影響があるのが収益性である。資金が多いほど、より良いチームを編成できる」とし、昨年にはクラブ最高収益を達成したことを強調。そして「私の見解では、マンチェスター・Uは世界で最も収益の高いクラブになるだろう。そして長期的かつ持続可能な、ハイレベルのフットボールが生まれることを願っている」と語っている。


