マンチェスター・ユナイテッドOBギャリー・ネヴィル氏は、ルベン・アモリム監督を非難している。
今季も序盤戦は苦しい戦いが続き、プレミアリーグ開幕から6試合で2勝(1分け3敗)にとどまると、リーグカップでは4部チーム相手に2回戦で敗退したマンチェスター・U。当時は現地メディアや識者から強烈な批判を浴び、特に指揮官がキャリアを通じて採用し続けている3バックシステムについては何度も非難されていた。それでも、18試合終了時点で勝ち点29を稼いで6位まで浮上。さらに難敵ニューカッスル戦では、アモリム監督就任から初めてスタートから4バックを採用して1-0の勝利を収めるなど、柔軟にシステムを使い分けていた。
しかし30日に行われたプレミアリーグ第19節ウォルヴァーハンプトン戦では、開始直後に普段の3バックシステムに戻すと、27分に先制したものの前半のうちに追いつかれ、押し込まれながら1-1で試合を終えた。今季未だ勝利がない最下位チーム相手にドローに終わったことで、試合後の本拠地オールド・トラッフォードはブーイングに包まれている。
そして、同点弾を許した直後に「後退してしまった。なぜ変えたのかわからないよ」と嘆いていたOBネヴィル氏は、『スカイスポーツ』で「サポーターは試合終了直後にブーイングしたのではない。ずっとブーイングしようと待ち続けていた」とし、アモリム監督について以下のように語っている。
「彼は『メディアの圧力でシステムを変えたわけではない』と話していたが、そんなことは言う必要ない。それはメディアの圧力が自分の頭の中にあると言っているのと同じだからだ」
「彼がシステムを変えなければいけなかったのは、3-4-3のパフォーマンスがあまりにもひどく、結果も最悪だったからだ。今夜、開始5分で(3バックに)戻ったのを見て、『ルベン、なんであんなことをしたんだ?』と思ったよ。監督は『自分が間違っていた。複雑にしてしまった』と自問自答しなければいけないね」
また、「すべての交代が奇妙だった。もしザークツィーがケガでなく戦術的な交代なのだとしたら、本当に最悪だ。むしろルベン・アモリムのために、彼がケガではないことを祈っている」と厳しい言葉を残した。




