現地時間4日、イングランド・プレミアリーグは第36節が行われ、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにウォルヴァーハンプトンを迎えた。
消化試合が少ないとはいえ、直前の試合で首位アーセナルが勝利したため、4ポイント差で2位につけるシティ。少しでも勝ち点を落とせば、自力優勝の可能性を譲ってしまうことになりかねないが、このプレッシャーのかかる試合で復活したエースが躍動する。
まずは10分、右クロスのこぼれ球をアイトヌーリがクリアしようとするも、四角から飛び込んできたグヴァルディオルに気づかず蹴ってしまい、シティにPKが与えられる。このPKをハーランドがゴール左へと沈め、シティが先制に成功した。
さらに17分、ベルナルド・シウバの右クロスを、ハーランドが頭で合わせる。これはGKジョゼ・サが横っ飛びではじいたが、この日のハーランドは止まらない。
続く35分、中盤でボールを奪いショートカウンター。デ・ブライネのパスを受けたロドリの右クロスを、ファーサイドのハーランドが打点の高いヘディングでゴール右へと沈め、シティが追加点を挙げる。
さらに45分には、コヴァチッチのスルーパスに抜け出したハーランドがGKジョゼ・サとの1対1を迎える決定機を得るも、追走したセメドが倒してしまう。最初は笛は吹かれなかったが、VARの結果、PKが与えられ、セメドにはイエローカードが提示された。このPKを再びハーランドがゴール左へと沈め、ハットトリックを達成。シティが前半だけで3点のリードを奪った。
後半、意地を見せたいウルブスが反撃。53分、高い位置でボールを奪い、右クロスのこぼれ球をファン・ヒチャンが押し込んで1点を返す。
しかし直後、ロングパスを受けたハーランドがエリア内右から左足でゴール左へと流し込み、エースのこの日4点目でシティが再びリードを3点に広げた。
ウルブスとしては非常に苦しい展開。3点リードのシティは69分にアケに代えてストーンズを投入。ボールを保持しながら、さらなる追加点を狙いに行く。
80分からはデ・ブライネ、フォーデン、B・シウバ、ハーランドを立て続けに下げ、マテウス・ヌネス、グリーリッシュ、ドク、アルバレスを投入する。
すると迎えた85分、高い位置でボールを奪い、ロドリのパスを受けたアルバレスがゴール右へと沈め、シティが試合を決定づける5点目を奪った。
アディショナルタイムの4分間もウルブスに主導権を握らせなかったシティが、ホームで大量得点を挙げて大勝。1試合消化の多い首位アーセナルとのポイント差を｢1｣に縮めた。
■試合結果
マンチェスター・C 5-1 ウォルヴァーハンプトン
■得点者
マンチェスター・C：ハーランド（12分PK、35分、45+3分、54分PK、54分）、アルバレス（85分）
ウォルヴァーハンプトン：ファン・ヒチャン（53分）
