マンチェスター・シティは、退団が決まったケヴィン・デ・ブライネの後継者として2選手をリストアップしているようだ。
2015年夏に加入し、公式戦414試合出場106ゴール174アシストを記録、6度のプレミアリーグ制覇や5度のリーグカップ優勝、2度のFAカップ優勝、そしてチャンピオンズリーグ制覇に導いたデ・ブライネ。クラブに黄金期をもたらした33歳だが、先日には今季終了後にマンチェスター・Cを退団することを発表していた。
10年間クラブを支えた選手の退団が迫る中、マンチェスター・Cは後継者として2人の候補をリストアップしたという。『The Athletic』によると、モーガン・ギブス=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)とフロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)が候補となっているようだ。
マンチェスター・C側はデ・ブライネの穴を埋めるため、内部及ぶ外部からの解決策を模索する見込み。そして補強候補として、ギブス=ホワイトやヴィルツら複数の選手について協議するという。なお、今週正式に就任が予定されている新フットボールダイレクターのウーゴ・ヴィアナ氏が到着するまで、補強ターゲットの優先順位は決めない方針であるようだ。
ギブス=ホワイトは今季プレミアリーグ27試合で5ゴール9アシストを記録し、現在3位と躍進するフォレストを支えており、昨年8月にはイングランド代表初キャップも記録した。現行契約は2027年までとされている。
一方でヴィルツは、昨季ブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇の立役者となり、ブンデスリーガ年間最優秀選手も受賞。レヴァークーゼンで191試合で56ゴール63アシスト、ドイツ代表としても29キャップを記録するなど、現在世界屈指のアタッカーとして数多くのビッグクラブの注目を集めている。また、移籍金は最低でも1億5000万ユーロが必要とも伝えられている。
なお『The Athletic』は、「シティがデ・ブライネの後継者となる選手を獲得するのか、それともフィル・フォーデンのような現所属選手を起用して別のポジションを補強するのか、まだ決まっていない」と指摘している。今後の動向に注目だ。


