現地時間18日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）はリーグフェーズが開幕し、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにナポリを迎えた。
快勝したマンチェスター・ダービーとまったく同じメンバーを起用したシティに対し、ナポリも直近のフィオレンティーナ戦と同じメンバーを起用。古巣対決となるデ・ブライネや、元ユナイテッドのマクトミネイ、ホイルンドのプレーに注目が集まった。
立ち上がりからボールを保持してペースを握ったシティは9分、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたラインデルスが右足を振り抜くと、強烈なシュートはGKミリンコビッチ＝サヴィッチがゴール上へとはじき出した。
ナポリの反撃は17分、右CKをベウケマが頭で叩きつけるが、これはGKドンナルンマが素晴らしい反応ではじき出す。両GKの好守が試合に緊張感を持たせていた。
試合が動いたのは18分。フォーデンのスルーパスに抜け出そうとしたハーランドに対し、ペナルティーエリア手前でディロレンツォがたまらずタックルを仕掛け倒してしまう。VARの結果、ボールに触っていないとしてレッドカードが提示され、ナポリは残り70分近くも10人でプレーすることを強いられた。
数的優位を得てボールポゼッションで圧倒するシティに対し、DFの枚数が減ったナポリは26分にデ・ブライネを下げてオリベラを投入し守備を整える。
引いて守る10人のナポリを押し込むシティは37分、右クロスのこぼれ球をロドリがボレーで捉えるも、ゴール左でGKミリンコビッチ＝サヴィッチがはじき出す。前半終了間際には、エリア内右で仕掛けたベルナルド・シウバの折り返しをラインデルスがゴール左へと流し込むも、ポリターノが足を伸ばしかろうじてブロック。ポリターノはゴール裏のサポーターに向けて大きくガッツポーズした。
後半も猛攻を仕掛けるシティと10人でゴール前を固めて耐えるナポリの構図は変わらず。我慢の展開が続くナポリは55分、ポリターノを下げてフアン・ジェズスを投入する。
しかし直後の56分、ロドリからのクサビのパスをペナルティーエリア手前で受けたフォーデンが、反転して浮き球のパスを送る。ゴール前に走り込んだハーランドが頭でゴール右へと流し込み、シティがようやく均衡を破った。
ハーランドのCL通算50点目のゴールで先制したシティは60分、ロドリに代えてニコ・ゴンサレスを投入。65分にはラインデルスからのパスをペナルティーエリア手前で受けたドクが鋭い反転からエリア内に侵入すると、そのまま縦に仕掛けて左足でネットを揺らし2-0とリードを広げた。
防戦一方のナポリはギルモア、エルマス、ネレスを投入するが、試合の大勢は変わらない。ハーランド、ラインデルス、グヴァルディオルを下げてリコ・ルイス、ボブ、アケを投入したシティが余裕のあるボール回しで時間を使い、10人のナポリに最後までゴールを許さず。ホームでのCL初戦を2-0の白星で飾った。
勝利したシティは、週末のプレミアリーグでアーセナルとのアウェイゲームに臨む。
■試合結果
マンチェスター・C 2-0 ナポリ
■得点者
マンチェスター・C：ハーランド（56分）、ドク（65分）