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首位リヴァプール、サラー&ソボスライ弾でマンチェスター・Cを撃破!遠藤航は74分から出場し完封勝利に貢献

現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第26節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地エティハド・スタジアムでマンチェスター・シティと対戦した。

首位リヴァプールに17ポイントも水をあけられ、チャンピオンズリーグでは相手がレアル・マドリーだったとはいえプレーオフで敗退…。非常に苦しいシーズンを送っているシティに対し、開幕から首位を快走しているリヴァプールも、直近のリーグ戦3試合でドローが2試合と、ここに来てやや失速傾向に。ここで前年度王者を下し、再びリーグタイトル奪還に向けてギアを入れ直したいところ。

ハーランドを欠くシティはマーモウシュをトップに起用し、フォーデンとドクがサイドからサポート。グリーリッシュやベルナルド・シルバをベンチに置き、中盤はデ・ブライネとニコラス・ゴンサレスが組んだ。

一方のリヴァプールはカーティス・ジョーンズが先発し、サラー、ルイス・ディアスと前線のトリオを形成。遠藤はガクポ、ジョタ、キエーザらとともにベンチからのスタートとなった。

立ち上がりからボールを保持するシティがリヴァプールゴールに迫る場面が目立ったものの、先制したのはリヴァプール。14分、左CKをマクアリスターがグラウンダーでニアに送ると、ソボスライが逸らす。これをゴール前のサラーが左足で押し込み、リヴァプールが狙い通りのセットプレーから先手を取った。

先制を許したシティは30分、フォーデンのパスに抜け出したマーモウシュがエリア内右の角度のない位置からネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴール。ボールを保持しながら厚みのある攻撃でリヴァプールゴールへと迫るが、1点が遠い。

すると迎えた37分、アレクサンダー=アーノルドの浮き球パスに右サイドを抜けたサラーが、グヴァルディオルに寄せられながらもエリア内右からゴール前のソボスライに横パス。落ち着いたトラップから左足で抑えの利いたシュートを沈め、リヴァプールが追加点を挙げた。

2点を追うシティは後半も人数をかけてリヴァプール陣内へと攻め込むが、GKアリソンの牙城を崩すことができない。

逆に56分、フラーフェンベルフのスルーパスに抜け出したソボスライがGKエデルソンとの1対1で冷静に横パス。フリーのC・ジョーンズが押し込んで3-0とリードを広げたかに思われたが、これはVARの結果、ソボスライがオフサイドとなり取り消された。

重心を後ろに置くリヴァプールに対し、シティは左からドク、右からはサビオが積極的に仕掛けて打開を図るが、リヴァプールはしっかりとゴール前を固めて最後のところをやらせない。

リードしているとはいえ、押し込まれる時間の続くリヴァプールは74分、ロバートソンとC・ジョーンズに代えてツィミカスと遠藤を投入し逃げ切りを視野に入れる。

遠藤は中盤のフィルター役のみならず、サイドまで出てドクと対峙するなど、ゴール前を固めるチームにおいて広いカバーエリアを発揮。ギュンドアン、コヴァチッチを投入してさらに支配力を高めたシティだが、バイタルエリアで遠藤が目を光らせるリヴァプールの守備ブロックを前に決定機を生み出すことができない。

アディショナルタイムの4分間もシティの攻撃陣をシャットアウトしたリヴァプールが、敵地で完封勝ち。シティ相手にシーズンダブルを達成し、独走態勢を築き上げた。

■試合結果

マンチェスター・C 0-2 リヴァプール

■得点者

リヴァプール:サラー(14分)、ソボスライ(37分)

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