マンチェスター・シティは、ギャレス・テイラー監督の解任を発表した。
2020年にマンチェスター・Cの指揮官に就任したテイラー監督。同年の女子FAカップ制覇や2年後のリーグカップ制覇にチームを導き、さらには昨シーズンには8年ぶりのFA女子スーパーリーグ優勝まであと一歩に迫ったりと、確かな手腕を見せてきた。
2シーズン前から主力としてプレーする長谷川唯に加え、今シーズンからはGK山下杏也加、DF清水梨紗、FW藤野あおば、さらに今冬には大山愛笑を獲得したりと5名の日本人選手を擁するチームは、女子チャンピオンズリーグで女王バルセロナに勝利したりと好成績を残したが、リーグ戦では苦戦。ここまで16試合を終えて首位チェルシーと勝ち点12差の4位に位置している。
これを受け、リーグカップ決勝を15日に控える中、マンチェスター・Cは10日にテイラー監督の解任を発表。マネージングディレクターのシャーロット・オニール氏は「今シーズンの結果はクラブの高い準備届いていない。リーグ戦6試合を残す中、来シーズンの女子チャンピオンズリーグ出場権獲得のために指揮官交代が新たな活力を吹き入れると私たちは強く信じている」と理由を語った。
なお、テイラー監督の後任は決まっていないが、2020年までチームを指揮したニック・クッシング監督が暫定的にチームを指揮することが決定し、同指揮官の下でリーグカップ決勝を戦うことになる。また、新指揮官の下で5人の日本人選手がどのように起用されるかにも注目だ。


