FAカップ4回戦が8日に行われ、マンチェスター・シティはレイトン・オリエント(イングランド3部)と対戦した。
現在5位に甘んじるプレミアリーグに加え、来週にはチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント進出プレーオフを控えるマンチェスター・C。過密日程の中で迎えた3部チームとの対戦では、ハーランドら一部の主力を温存することに。最前線は1月新加入のマルムシュが務め、さらに19歳DFヴィトール・レイスと移籍市場最終日に加入したニコ・ゴンザレスがデビューを飾った。
試合は開始直後からレイトン・オリエントが積極的に攻め込み、立ち上がり15分間で2度もボックス内で決定機を作る。すると16分、スーパーゴールが生まれた。レイトン・オリエントはハーフエーライン付近でボールを奪うと、ドンリーが飛び出していたGKを見てそのままシュートを狙う。長距離から狙ったシュートはバーに直撃したが、跳ね返ったボールが懸命に戻ったGKオルテガに当たってネットに吸い込まれた。見事な一撃で、ホームチームが大きな先制点を奪う。
ビハインドを背負ったマンチェスター・Cは21分、この日がデビュー戦だったニコ・ゴンザレスが負傷交代に。ベルナルド・シウバがピッチに入る。その後ボールは保持するがレイトン・オリエントの積極的な守備に苦しみ、37分のベルナルド・シウバの決定機はDFのゴールライン上での体を張ったブロックに阻まれた。さらにマルムシュにビッグチャンスが訪れたが、至近距離でのシュートはGKキーリーがストップ。前半はビハインドで折り返す。
追いかけるマンチェスター・Cは、後半頭から積極的に仕掛けていくが、49分には危険な場面も迎えるなど安定せず。それでも56分、猛攻が実る。ショートCKから、リコ・ルイスのミドルシュートがクサノフに当たってゴールイン。アウェイチームが試合を振り出しに戻す。
その後はマンチェスター・Cがさらに攻勢を強めるが、レイトン・オリエントもGKキーリーを中心に守りながら時折カウンターでチャンスを作っていく。マンチェスター・Cは72分、デ・ブライネとフォーデンを投入して勝負に出る。すると79分、ついに逆転に成功。グリーリッシュのパスからDFラインの背後を取ったデ・ブライネがワンタッチで流し込んだ。キャプテンの冷静な一撃で、ついにマンチェスター・Cが逆転に成功した。
逆転されたレイトン・オリエントも諦めず、終盤にかけて猛攻を仕掛けてゴールを目指す。90分に獲得したFKではGKキーリーもボックス内に入り、飛び込んだハッピーがフリーで合わせたものの、シュートは枠の上に外れた。試合はこのまま終了し、マンチェスター・Cが2-1で勝利している。
この結果、3部レイトン・オリエントの勇敢な戦いに苦戦したマンチェスター・Cだが、8度目のFAカップ制覇に向けて5回戦進出を決めた。




