なでしこジャパン(女子日本代表)FW岩渕真奈が、オンライン会見に出席した。
現在AFC女子アジアカップ2022を戦うなでしこジャパン。ここまで2試合で勝ち点6を稼ぎ、得失点差(+8)で首位に立っている。そして27日には、グループC首位の座をかけて同じく連勝で並ぶ2位・韓国(得失点差+5)との直接対決に挑む。
岩渕は18日に行われた検査で新型コロナウイルス陽性反応を示し、これまでの2試合は欠場となっていた。現在はトレーニングに参加するまでに復帰。しかし、他選手と別タイミングで食事し、ミーティングで席を離したり移動も別の車と、感染対策を継続して行っている状況のようだ。
そんな岩渕は、会見で「インドに来てから誰にも会わずに生活していたので、嬉しかったです」とチーム合流の率直な感想を口に。また、新型コロナウイルス陽性反応を示した後の心境を明かしている。
「コロナの予防はやってきていたので、信じられませんでした。大会のルール上どうしようもできなかったので、部屋でできることはやっていました。陽性判定を受けてから一週間何もできませんでしたね。無症状でしたが、一週間後のテストで陽性が出たらどうしようか心配でした。『間違えて陽性出ちゃったら……』とか不安はありましたね」
「チーム内での隔離で、色々な人に迷惑をかけましたし、助けられました。チームメイトの存在は大きいです。手紙やLINEとか、自分の部屋の窓から手を振り合ったりもしました。元気はもらっていましたね。自分が入れないもどかしさもありましたけど、みんなに助けてもらいながら生活していました」
そして、ライバル・韓国との大一番についても言及。出場が可能だとしたら「多分、初戦や2試合目とは別の試合になると思います。相手は引かないだろうし。試合が始まらないとわかりませんが、求められているのはゴールだと思うので関われるように、自分で違いを生み出せるように頑張りたいです」と意気込みを語っている。
「(コンディションについて)部屋にバイクを運んでもらいました。ボールを使って左右上下と動いてました。7日動かないで部屋にいたので、昨日練習やってみて『微妙だなぁ』と思ったのが正直です。チームに貢献したい気持ちと試合に出たい気持ちはある。今は持っているものを試合にぶつけるだけですね」
「ほぼ一緒に練習していますし、球際に不安を持ってたら試合には出ません。準備はできています」
また、「点を取るスポーツで、勝ち負けがあるのがサッカーです。巧くなくても勝てばいい。日本人は巧いと思いますけど……勝つために巧さ以上のものを持っているチーム相手に『“巧さ”を発揮できるのか?』というところが足らないと思います。巧いのが褒め言葉だと感じていますし、そうなるのも大事です。サッカーを知って、勉強してもっと勝つための巧さをみんなで身につけたい」と課題を口にしている。
