Takuma AsanoGetty Images

2戦連続で先発の浅野拓磨、再び存在感発揮も決定機逸でラ・リーガ初ゴールならず!マジョルカは土壇場でセビージャに追いつく

24日のラ・リーガ第25節、マジョルカは敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦を1-1の引き分けで終えた。日本代表FW浅野拓磨は2試合連続で先発出場を果たしている。

前節ラス・パルマス戦(3-1)では先発復帰した浅野とともに会心のパフォーマンスを見せ、7試合目にして2025年初勝利を飾ったマジョルカ。アラサテ監督はこのセビージャとの一戦でも日本人FWをスタメンに含め、5-3-2システムでエースのムリキと2トップを組ませている。

前半はセビージャがボールを保持して相手陣地で試合を進める。が、マジョルカも堅守を見せて、ホームチームの明確なチャンスは許さない。マジョルカは速攻から機会をうかがうことになったが、鍵を握ったのはもちろん積極的な走り込みでDFラインの裏を狙う浅野だ。

“ジャガー”の異名を持つ男の見せ場は18分に訪れた。ヴァルイェントのパスからDFラインを抜け出した浅野は、そのままペナルティーエリア内右に侵入。左を走るムリキに横パスを送ったものの、ボールはほんのわずかに合わなかった。浅野はその後も右サイドを中心に活発に動き回り、マジョルカの選手たちがパスを通すべき選手となっていた。

そして前半アディショナルタイム2分、スコアが動く。動かしたのはセビージャだ。ペナルティーエリア手前左からのフリーキック、ルケバキオの柔らかなクロスからエリア内が混戦になると、最後にキケ・サラスがシュートを決め切った。

1点ビハインドで試合を折り返したマジョルカは47分、浅野がチーム最大の決定機を迎える。右サイドからのクロスに反応してニアに走り込んだ“ジャガー”は、相手DFがクリアし損ねたボールが足元にこぼれてきたものの、完全には反応しきれず。反射的に右足を出して何とか触れたボールは、右ポストに当たってからゴールラインを割ってしまった。浅野の待望のラ・リーガ初ゴールはお預けとなってしまった。

アラサテ監督は67分に浅野を下げてロベルト・ナバーロを投入。その後マジョルカは、セビージャが相変わらず主導権を握る中で、そのロベルト・ナバーロらが決定機を迎えるも決め切れず。このまま1点ビハインドで試合を終えるかに思われたが、ドラマは最後に待っていた。アディショナルタイム1分、左サイドからのクロスでGKニーランが不用意な飛び出しを見せ、ファーにこぼれたボールを拾ったヴァルイェントが右足のシュートでネットを揺らした。試合は、1-1で終了のホイッスルを迎えた。

連勝を逃しながらも、試合展開的に価値ある勝ち点1を獲得したマジョルカは、勝ち点35で8位に位置している。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0