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マジョルカとタイカがグローバルスポンサー契約を2年延長、協賛記録を更新。清水とも連携強化を進める

清水とはトップの強化に直結する取り組みも

スペイン1部ラ・リーガに所属するマジョルカと多機能素材『αGEL(アルファゲル)』を開発・製造・販売する株式会社タイカが28日都内で会見を行い、スポンサー契約の2年延長を発表した。

会見には、マジョルカからアンディ・コールバーグ会長、アルフォンソ・ディアスビジネスCEO、株式会社タイカから鈴木大登代表取締役社長、マジョルカと提携を結ぶ清水エスパルスから山室晋也代表取締役社長が出席した。

マジョルカとタイカは久保建英が期限付き移籍していた2021-22シーズン途中からグローバルメインスポンサー契約を結んでおり、今回3度目の更新となる。計6シーズンの契約は、マジョルカ史上最も長く続くインターナショナルスポンサーとなった。

コールバーグ会長は「マジョルカはラ・リーガの中で最も多くの日本人選手が所属したクラブ」と日本との関係を強調。大久保嘉人氏、家長昭博、久保建英、そして現在は浅野拓磨の4人がユニフォームをまとっているが、「来シーズン大久保嘉人氏が『Japan Special Supporter』に就任する」ことを発表した。そして来季も「ユニフォームに『αGEL』のロゴを掲げることを誇りに思います」と語り、引き続きの関係性を強調した。

また、タイカの鈴木社長は「これほどの(長い)期間の契約は正直想定しておりませんでした。日本人選手がいない時でも、価値観の共有やサッカーに対する考えを話し合っていく中で、まだまだやれることがあると思い、契約の継続を決定しました」と述べる。また、タイカが買収したスペイン4部クラブにマジョルカのメソッドを取り入れる、同じくオフィシャルトップパートナー契約を締結している清水エスパルスとの連携の強化などを今後の目標に掲げた。

ビジネスCEOのディアス氏は清水との業務提携について、「共通の理念によるユース育成、文化交流」の次なるステップとして今年11月に静岡のJ-STEPで共同サッカークリニックを開催すると発表した。

清水の山室社長からもここまでの実績として、トップチームのFW郡司璃来のマジョルカBチームのトレーニング参加や、IAIスタジアムでのサッカークリニックの開催、スクールコーチに向けた講習会などの実例を述べた。そして今後は「トップチームの強化に直結するような取り組みについて連携をすすめていきたい」とした。

会見の最後にはFW浅野拓磨が登場。昨年夏に移籍後「ケガを何回もしてしまって、自分の思うようなシーズンを過ごせなかという気持ちが正直なところ」としつつ、「来シーズン、やれることを全力でやるだけです。タイカさんという日本のスポンサーさんと一緒に戦えることを非常に嬉しく思います」と結んだ。

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