AguirreGetty Images

降格圏に沈むマジョルカ、アギーレ初陣のヘタフェ戦を0-1で落として泥沼7連敗…久保建英は86分から出場

マジョルカは2日にラ・リーガ第30節、敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を0-1で落とした。MF久保建英はベンチとスタートとなり、86分から出場している。

ラ・リーガ6連敗で降格圏に落ちたタイミングでルイス・ガルシア・プラサ監督を解任し、後任として元日本代表監督のハビエル・アギーレ監督を招へいしたマジョルカ。メキシコ人指揮官はマジョルカでの初陣で、インターナショナルウィークの長旅を終えたばかりの久保をベンチに置いている。

前半はほとんどチャンスのない展開。マジョルカの攻撃は相変わらずムリキ頼みで、効果的ではなかったものの、しかしヘタフェの攻撃も許さない。これまでのマジョルカは守備の脆さが目立ったが、この試合ではアギーレ印のプレーとも言えるアグレッシブなプレス、狡猾な潰しなどを見せている。

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後半立ち上がりも激しく、それでいて点が入る気のしない手堅い展開は変わらず。しかしながら64分、エネス・ウナルのシュートをルッソが肘で弾いたとして、マテウ・ラオス主審が映像確認後にPKを指示して、ルッソにはレッドカードを提示した。それでもエネス・ウナル本人が蹴ったPKは、GKセルヒオ・リコが横っ飛びで弾いて、こぼれ球からオリベイラが放ったシュートもマジョルカ守護神がブロック。数的にはマジョルカが不利となり、スコア的には0-0のままで試合は進んでいく。

10人のマジョルカはその後もヘタフェの攻撃を跳ね返し続けたが、82分についに失点を喫する。ヘタフェはこの冬にローマからのレンタルで加入したゴンサロ・ビジャールの絶妙なスルーパスから、同じくローマからレンタルで加わったボルハ・マジョラルがペナルティーエリア内左に侵入してシュートを決め切った。

アギーレ監督は86分に2〜4枚目の交代カードを一気に切り、久保とイ・ガンインを同時に投入。昨季後半戦を過ごした古巣のピッチに立った日本人MFは積極果敢なプレーを見せるものの、やはり数的不利では難しい……。オスカル・ロドリゲスがクロスバー直撃となるシュートを放つなどヘタフェが優勢に試合を進め、1-0のまま終了のホイッスルを迎えている。

7連敗のマジョルカは勝ち点26のままで降格圏18位に位置。7試合ぶり勝利のヘタフェは勝ち点32で暫定14位につけている、

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