4日のラ・リーガ第15節、ワンダ・メトロポリターノを舞台としたアトレティコ・マドリー対マジョルカは2-1でマジョルカの勝利に終わった。マジョルカFW久保建英はベンチスタートとなり、74分から出場。終了間際に劇的な逆転弾を記録している。
ラ・リーガ王者アトレティコと1部昇格組マジョルカの対戦。今季最初の決勝チャンピオンズリーグ・ポルト戦を控えるアトレティコは、ルイス・スアレスをベンチに置くなどローテーションを採用しながら、それでも序盤は主導権を握って立て続けにチャンスを迎えた。が、クーニャ、アンヘル・コレアらは決定機を決め切れない。対するマジョルカは、時間が経つに連れて攻撃を仕掛けられるようになったが、こちらもイ・ガンインが立て続けにチャンスを逸して得点できず。前半はスコアレスのまま終了する。
後半立ち上がりはアトレティコが主導権を握り返したが、決め手に欠ける状況は変わらず。シメオネ監督は60分に交代カードを切り、デ・ポールとグリーズマンを下げてジョアン・フェリックスとレマルを投入した。その後もゴールの予感に乏しく、アルゼンチン人指揮官はルイス・スアレスの投入にも動いたが、68分にスコアを動かすことに成功する。コケのロングフィードからA・コレアが最終ラインを突破してペナルティーエリア内右に侵入。折り返されたボールをクーニャが枠内に収めている
シメオネ監督はこのゴールの直後にコレア、クーニャをL・スアレス、ヴルサリコに代える。その一方でルイス・ガルシア・プラサ監督は74分に一気に交代カードを3枚切り、久保をメトロポリターノのピッチに立たせた。久保は投入直後、ペナルティーアーク付近からいきなりシュートを放ったが、これはアトレティコDFに当たった。
そして80分、マジョルカがメトロポリターノに静寂をもたらす同点ゴールを決めた。左サイドからのFK、イ・ガンインが左足で蹴った精度の高いクロスボールからルッソがヘディングシュートを突き刺している。終盤はアトレティコペースで進んだが、ここで久保が輝いた! 後半アディショナルタイム1分、スルーパスから抜け出した久保建英がアトレティコ陣地を独走。そのままペナルティーエリア内に侵入すると、落ち着き払った左足のシュートでGKオブラクを破った。試合はマジョルカの、久保の劇的逆転弾で決着がついている。
アトレティコは8試合ぶり敗戦で暫定4位に位置し、マジョルカは8試合鰤勝利で暫定12位につけている。




