takuma asanoGetty Images

マジョルカ、セルタに逆転負けで2連敗。先発出場の浅野拓磨は天才的ヒールパスで決定機創出…しかしゴールとならず

5日のラ・リーガ第30節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのセルタ戦を1-2で落とした。日本人FW浅野拓磨は、7試合連続となる先発出場を果たし、58分までプレーしている。

浅野を先発復帰させたタイミングで調子を上げながら、前節バレンシア戦(0-1)で7試合ぶりの敗北を喫したマジョルカ。勝利を取り戻したいこのセルタ戦では、17分に先制点を記録する。右サイドからのFK、ダルデルが送ったクロスからヴァルイェントがシュートを決め切った。

マジョルカはその後、セルタの反撃を跳ね返しながら、1トップのムリチのポストプレー、右サイドハーフの浅野のDFライン突破を武器に追加点を狙う。しかし36分には、浅野と良いコンビネーションを見せていたムリチが負傷でプレー続行不可能に。アラサテ監督は代わりにラリンをピッチに立たせている。

1-0のまま迎えた後半、浅野は49分に天才的なプレーを披露する。左サイドのモヒカからのロングフィードをペナルティーエリア手前で巧みにトラップした日本人FWは、エリア内左にダイアゴナル・ランを見せ、相手DFを十分に引きつけてから右足でヒールパス。エリア内右で、このボールをフリーで受けたラリンはシュートに持ち込むも、これはGKグアイタにセーブされた。

スペイン『DAZN』でこの試合を解説していた元マジョルカDFイバン・カンポ氏も、アサノのプレーを絶賛。「アサノのヒールパスはスペクタクルかつファンタスティックだった。ラリンには決めてほしかったが、グアイタが止められてしまった」と話していた。

追加点を奪えなかったマジョルカは、その後セルタの反撃に遭い、53分に同点に追いつかれる。ペナルティーエリア手前から、アルフォンにまるでゴールへのパスようなシュートを決められた。

アラサテ監督は58分に交代カードを2枚切り、浅野、モルラネス(負傷)を下げてバレリ、アントニオ・サンチェスを投入。だが交代策もむなしく、71分に2失点目を喫する。ミンゲサの精度抜群のロングボールから、ペナルティーエリア内のフェルナンド・ロペスにGKグレイフを破られた。結局、試合は1-2で終了のホイッスルが吹かれ、マジョルカは2連敗を喫している。

勝ち点を40から伸ばせなかったマジョルカは、暫定で9位に位置。ヨーロッパリーグ出場圏5位ビジャレアル、カンファレンスリーグ出場圏6位ベティスには勝ち点7差をつけられている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0