Paolo Maldini Milan Serie A 2021Getty

ミラン幹部マルディーニ氏が明かす3年前のロカテッリ退団「私が着任した週に彼は決断」

ミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)が19日、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じてイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリの移籍を振り返った。

ミランの下部組織出身のロカテッリは、2016年4月に18歳の若さでセリエAデビュー。翌シーズンは負傷したMFリッカルド・モントリーヴォの代役として、リーグ戦25試合に出場するなど活躍の場を増やした。

しかし、2017-18シーズンはMFルーカス・ビリアにポジションを奪われ、シーズン終了後にサッスオーロ移籍を決断。新天地で奮起したロカテッリは3年間で大きな成長を遂げ、今夏はイタリア代表メンバーとしてEURO(ユーロ)2020優勝を果たしたのち、ユヴェントスへと移籍した。

マルディーニTDは19日のユヴェントスvsミランの試合直前、3年前のロカテッリの退団を振り返った。

「私はちょうどロカテッリがサッスオーロ移籍を決断した週に(ミランへ)やって来た。私は事実通りに話すのが好きなので明かすが、我々は彼に対して残留を要請した。しかし彼は退団することを望んだんだ。最終的に我々は彼の意向を尊重した」

「ミランには残留を希望する者だけが残る。おそらくマヌエルの成長過程には、当時のチームや我々の要求が合っていなかったのかもしれない。サッスオーロへ移籍し、再び最高レベルへと戻ることができたのはもちろん彼にとって良かった」

しかし、ロカテッリは今年3月のクラブ公式メディアによるインタビューにおいて、移籍の背景を告白。「ミラネッロのベンチで『君はもう重要ではない』と幹部から言われた。崩れ落ちそうなほどだったが、最終的に僕の助けになった。僕は変化を必要としていたからね。それでも車で帰宅途中、僕は泣いていた」などと話しており、両者の認識は異なっている。

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