ヨーロッパリーグ(EL)決勝に出場した長谷部誠と鎌田大地について、地元メディアが賛辞を送っている。
18日に行われた2021-22シーズンのEL決勝戦。フランクフルトはレンジャーズとスペインの地で激突した。57分に先制を許したが、69分にボレの同点弾で追いつくと、120分でも決着がつかずにPK戦へ突入。するとレンジャーズ4人目をGKトラップがストップし、5人目のキッカーであるボレが豪快に成功させ、PK戦5-4で42年ぶり2回目の優勝を達成した。
この一戦で鎌田大地は先発フル出場、PK戦でもキックを成功させた。また長谷部誠は、58分から出場して堂々たるパフォーマンス。2002年(UEFAカップ時代)の小野伸二(フェイエノールト)以来、20年ぶりに日本人選手としてELの頂点に立っている。
以下に続く
地元メディア『Frankfurter Rundschau』は、長谷部を「良い」のカテゴリーに選出。「ボロボロのトゥタに代わって出場。すぐさま試合の強度を上げ、ディフェンスに安定感をもたらした。そう、いつもの長谷部のように」と評価している。
一方の鎌田に関しては「まずまず」とし、「12分に絶好機を手にしたが、シュートへ行くのが遅すぎた。ボールを奪っても、その後が遅いときもあった」と評価している。
なお最高評価は、守護神のケヴィン・トラップに。「重要な場面でPKを止めた。延長戦でもセンセーショナルな反応で試合をつなぎとめたが、あれはモンスター級のセーブだ。決定的な男だった」と絶賛している。