ブンデスリーガは26日、各地で第31節が行われた。
5試合勝利無しで6位まで順位を落としたマインツは、敵地で首位バイエルンと激突。今節にも優勝の可能性がある名門との大一番で、全試合先発中の佐野海舟はこの日もスタメン入りしている。
マインツは開始6分、エースFWブルカートが見事なコントロールから決定的なシュートを放つ。幸先よくスタートを切ったかに思われたが、その後はバイエルンのペースに。10分にはザネの強烈なシュートをGKツェントナーが抑えたが、13分にもザネに決定機を許す。すると27分、ザネに右足で先制点を流しこまれた。さらに40分、オリーセの鋭いシュートで2失点目を喫し、前半を折り返す。
後半も苦しい状況が続くマインツだが、56分にアミリのミドルシュートがGKを襲うと、57分にもダ・コスタの強烈なシュートが枠を捕らえる。一方で62分には、カウンターからザネのポスト直撃のシュートを許すなど、徐々にオープンな展開に。80分にもザネのポスト直撃のシュートでピンチを迎え、84分にはCKからダイアーに痛恨の3点目を奪われている。このまま0-3で敗れた。
なお、同時刻キックオフの試合で2位レヴァークーゼンがアウクスブルクに勝利したため、バイエルンの優勝は持ち越しとなった。
連勝で5位に浮上したフライブルクは、敵地でヴォルフスブルクと対戦。26分にアルノルトが一発退場となって数的優位を得ると、49分にローゼンフェルダーが先制点をマークする。これが決勝点となり、1-0で勝利した。
また最下位キールは、ホームでボルシアMGと対戦。町野修斗、板倉滉と両チームの日本代表選手が先発した中、15分にCKから町野修斗がヘディングで先制点を奪う。25歳FWにとって、これが2試合連続かつ今季リーグ戦9点目となった。さらに、23分にはベルンハルトソンが追加点。しかし60分、69分に失点して追いつかれる。76分にギコヴィッチが勝ち越し弾を決めたが、86分にネットを揺らされた。それでも後半アディショナルタイム、町野修斗がバックステップを踏みながらのボレーでこの日2点目を叩き込み、打ち合いを4-3で制した。なお、この日2ゴールの町野修斗は、ブンデス初年度で10ゴールに到達している。
この結果、首位バイエルン(勝ち点75)と2位レヴァークーゼン(同67)の差は変わらず。フライブルクが勝ち点51で暫定4位に浮上、完敗のマインツ(同47)は6試合勝利なしとなった。さらに打ち合いを制したキールは、勝ち点22で暫定17位に浮上した。
