machida 9-23(C)Getty Images

町田ゼルビアが悲願のJ1初昇格!ロアッソ熊本に3発快勝、黒田剛監督体制1年目で達成

明治安田生命J2リーグは22日に第39節が行われ、町田ゼルビアはロアッソ熊本と対戦した。

前節ブラウブリッツ秋田との激闘を2-1で制し、勝ち点を75まで伸ばした首位の町田。勝てば無条件でJ1昇格が決まる権利を得た中、敵地での一戦へ。天皇杯で準決勝に進出する躍進を見せた熊本と激突している。

前半は両チーム共に相手ボックス付近まで近づく展開を作るものの、決定的なシュートまでは至らない場面が続く。熊本は22分、右サイドを破って最後は平川怜が鋭いシュートを放ったが、GK福井光輝が弾いたボールはバーに直撃した。すると37分、熊本は左に開いた田辺圭佑がワンタッチでシュート性のクロスを送り、そのままゴールイン。しかし、オフサイドポジションの粟飯原尚平が関与したとして、ゴールは認められなかった。

そして44分、試合が動く。先制したのはやや劣勢のアウェイチームだった。ピッチ中央でパスを受けた宇野禅斗が右足を一閃。ボックス外から放たれた強烈なシュートがネットに突き刺さった。町田がリードを奪い、前半を折り返す。

後半は町田のペースで進んでいた中、52分に追加点が生まれる。右サイドを連携で崩すと、最後は高橋大悟がボックス内で相手をかわしてネットを揺らした。町田がリードを2点に広げる。さらに61分、右サイドを運んだバスケス・バイロンのクロスは弾かれたが、走り込んだ下田北斗がこぼれ球をダイレクトでシュート。DFに当たってゴールに突き刺さり、決定的な3点目が決まった。

町田は終盤に押し込まれる時間もあったが、最後まで失点は許さず。3-0で勝利を収めた。この結果、今季の2位以上が確定し、クラブ創立以来初めてのJ1昇格を達成。黒田剛監督就任1年目で悲願を達成している。

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