liverpool20523Getty Images

リヴァプール、ウルブスに逆転勝ちも逆転優勝はならず…南野拓実は出番なし

現地時間22日、イングランド・プレミアリーグは最終節が行われ、南野拓実の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにウォルヴァーハンプトンを迎えた。

勝点90で首位のマンチェスター・シティに対し、勝点89で2位につけるリヴァプール。1ポイント差で迎えた最終節、逆転優勝のためには勝って他会場の結果に委ねるしかないリヴァプールは、ファン・ダイクとサラーが南野やフィルミーノらとともにベンチからのスタートとなった。

以下に続く

しかし開始わずか3分、ゴールキックの落下地点を見誤ったコナテがクリアできず、抜け出したラウール・ヒメネスの折り返しをネトが難なく押し込み、開始早々にウルブスが先制する。

思わぬミスから出鼻を挫かれたリヴァプールは10分、マティプのスルーパスに抜け出したルイス・ディアスがGKとの1対1を迎えるが、ファーストタッチが大きくなり、シュートは打てず。最初の決定機をモノにすることができない。

その後も攻勢に試合を進めるリヴァプールに対し、粘り強い守備からカウンターで追加点を狙うウルブスだったが、22分にネトがファン・ヒチャンとの負傷交代を強いられる。

すると直後の24分、チアゴのヒールパスに抜け出したマネが冷静にGKとの1対1を制し、リヴァプールが同点に追いつく。

追いついたリヴァプールが勢いに乗り攻勢を強めるが、前半の内に逆転ゴールは生まれず。前半終了間際にはチアゴが足を痛めてピッチを退き、リヴァプールは10人のままハーフタイムを迎えた。

後半、チアゴに代えてミルナーを投入したリヴァプールは50分、ジョタのスルーパスに抜け出したマネがネットを揺らすも、オフサイドによりノーゴール。58分にはジョタを下げてサラーを投入する。

リヴァプールサポーターが他会場の途中経過に歓声を上げる中、逆転ゴールが欲しいリヴァプールは70分にケイタを下げてフィルミーノを投入し、サラー、マネ、フィルミーノのトリオが出揃う。

前掛かりになるリヴァプールを尻目に、カウンターを狙うウルブスも75分にR・ヒメネスが抜け出す決定機を迎えるが、折り返したボールは並走していたファン・ヒチャンに合わず。

首の皮一枚で繋がったリヴァプールは83分、ロングパスをエリア内左で受けたL・ディアスがカットインして右足を振り抜くも、コーディーが体を張ってブロックしてゴール右へと外れる。L・ディアスは地面を何度も叩いて悔しがったが、直後の右CK。アレクサンダー=アーノルドのキックをマティプが頭で合わせるも、これはライン上にいたDFがクリア。しかしこのこぼれ球を再びマティプが頭で折り返すと、サラーが振り向き様に流し込みリヴァプールが待望の逆転ゴールを手にする。

さらに89分、左サイドをフィルミーノとのワンツーで崩したロバートソンが角度のない位置からネットを揺らし、リヴァプールが3-1とリードを広げる。試合はこのまま終了したが、他会場の結果により1ポイント差は縮まらず、逆転でのリーグ優勝は叶わなかった。

■試合結果

リヴァプール 3-1 ウルブス

■得点者

リヴァプール:マネ(24分)、サラー(84分)、ロバートソン(89分)

ウルブス:ネト(3分)

広告