リヴァプールの中盤の問題点について、地元メディア『リヴァプール・エコー』が分析している。
今季から指揮を執るアルネ・スロット監督の下、プレミアリーグでは29試合終了時点で勝ち点70を稼ぎ、2位アーセナルに12ポイント差をつけて首位を独走するリヴァプール。しかし、11日にはチャンピオンズリーグでラウンド16敗退が決定すると、16日にはニューカッスルとのリーグカップ決勝でも1-2と敗れ、5日間で2つのタイトルを失うこととなった。
そして『リヴァプール・エコー』は、ニューカッスル戦について「スロットは相手の望んだような試合展開を許して多くのデュエルで敗れたと話したが、暗に指摘したのは中盤エリアだ」と分析。チームが抱える中盤の問題を指摘した。
「スロットはユルゲン・クロップと同じく、プレッシングを非常に重要視している。しかし、集団でボールを奪いに行くにはフィジカルが求められる。ニューカッスル戦では、この重要なエリアでその仕事をこなすだけのフィジカルが足りなかった」
さらに「結局は、スロットが中盤で過度にローテーションを組むことを嫌がっていることに起因する。ニューカッスル戦で先発した3人(アレクシス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフ)を除けば、今季プレミアリーグで先発したのはカーティス・ジョーンズだけだ」とし、以下のように続けた。
「遠藤航はプレシーズンでほとんど注目されず、クラブはスペイン代表MFマルティン・スビメンディを狙った。スロットがパワーよりもボール保持を優先していることは明らかだ。そしてプレミアリーグで首位を独走しているという事実は、彼らがこのアプローチを破棄する必要がないことを示している」
一方で、夏の移籍市場に向けて「多くの重要なエリアで疑問符が付いているため、夏に大幅なメンバー変更を行う可能性が高い。しかし、中盤は含まれないだろう。とはいえスロットが今のサブメンバー起用をためらうのであれば、サポートが必要になるかもしれない」との見解を示している。
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