リヴァプールMFハーヴェイ・エリオットは、自身の将来について語っている。
2019年にリヴァプールへと加入し、これまで公式戦147試合に出場してきたエリオット。しかしアルネ・スロット監督が就任した昨季は、シーズン序盤に足の骨折で2カ月の離脱を強いられると、その後もポジションを掴めず。公式戦28試合に出場したものの、プレミアリーグでの先発は優勝を決めた後のわずか2試合、計360分の出場にとどまっていた。
そんな22歳MFだが、先日まで行われていたU-21 EUROでは大活躍。6試合で5ゴールを奪って優勝に貢献し、大会最優秀選手にも輝いている。しかし開幕前の会見では、「選手キャリアは短いし、何年も無駄にはしたくない」と今夏の移籍を検討していることも示唆していた。
現在アジアツアーに帯同中のエリオットは、24日に香港で行われた公開練習後に自身の将来について言及。「もし自分の思い通りにできるなら、残りのキャリアはここで過ごすだろうね」としつつ、以下のように続けている。
「クラブのすべてが大好きだ。でも同時に、わがままになって何がベストなのかを見極める必要もある。野心は大きいよ。ワールドカップのメンバーにも入りたい。選手としての成功を続けたい。まだ見直す必要があると思う。全員と話し合って、状況を見直さないとね」
「多くの新加入選手が入ったけど、それが僕の進路を妨げるかはわからない。検討して決めなければいけないことだ。今はここに集中しているよ。今のところ、僕が知る限りはシーズンを通してここにいる予定だ。プレシーズンは忙しいし、それに集中しないとね」
なお『The Athletic』によると、リヴァプールはエリオットの移籍金を5000万ポンド(約99億円)に設定。また現行契約が2027年まで残っているため、今夏の移籍市場では積極的に売却を検討しているわけではないようだ。


