リヴァプールOBボロ・ゼンデン氏は、契約満了が迫る3選手について持論を展開した。
今季はプレミアリーグとチャンピオンズリーグ・リーグフェーズで首位に立つなど、絶好調のリヴァプール。しかし、チームを牽引するモハメド・サラー、主将フィルジル・ファン・ダイク、そしてトレント・アレクサンダー＝アーノルドの3選手の現行契約が今季で満了となる。中でもサラーはサウジアラビア、アレクサンダー＝アーノルドはレアル・マドリーへの移籍が何度も取り沙汰されており、注目を集めている。
すでに3選手とも他クラブと自由に交渉が可能となっているが、ゼンデン氏は『casinoscout.nl』で持論を展開した。
「トレントに関しては難しい問題だね。地元育ちであり、下部組織出身だ。彼を見送ることになれば辛くなるね。退団を決めたかどうかはわからないよ。リヴァプールに残るチャンスがあれば、おそらくそうするだろう。選手としてキャリアをすべてリヴァプールに捧げた例はあるしね」
「でも、もし彼が新しいチャレンジを決心したならば、彼の代わりを見つけるのはもう少し簡単なはずだ。それは彼が劣っているとか、他の選手に加入して欲しいとかではない。単なる事実として、コナー・ブラッドリーという素晴らしい代役がいるからだ。トレントが負傷した時も、彼のプレーは良かったよね」
「一方でサラーについては、彼とまったく同じことができる選手と置き換えるのは不可能だ。ゴールとアシストに関しては、現時点で彼以上の選手はいないだろう。彼の代わりは難しいよ。もしフリーで去るのであれば、クラブにとっては悪夢だね。彼の価値は金銭では測れないと思う。彼レベルの選手を獲得するには、超高額が必要になる。そして、獲得した選手が活躍するという保証もない。リヴァプールは、彼の残留のためにあらゆる手を尽くすべきだろう。でも、彼自身がラストシーズンだと何度か話しているね」
そのうえでゼンデン氏は、「理想は3人とも残留すること。私は3人の大ファンなんだ」とし、3選手が来季もリヴァプールでプレーすることを希望している。