リヴァプールは、U-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットの移籍金を設定するようだ。
2019年にリヴァプールへと加入し、これまで公式戦147試合に出場してきたエリオット。しかしアルネ・スロット監督が就任した今季は、シーズン序盤に足の骨折で2カ月の離脱を強いられると、その後もポジションを掴めず。公式戦28試合に出場したものの、プレミアリーグでの先発は優勝を決めた後のわずか2試合、計360分の出場にとどまっていた。
そんな22歳MFだが、先日まで行われていたU-21 EUROでは大活躍。6試合で5ゴールを奪って優勝に貢献し、大会最優秀選手にも輝いている。しかし開幕前の会見では、「選手キャリアは短いし、何年も無駄にはしたくない」と今夏の移籍を検討していることも示唆していた。
そして『The Athletic』の著名記者デイビッド・オーンスタイン氏は、エリオットが複数クラブの関心を集めていると指摘する一方で、リヴァプールが求める移籍金を報道。買い戻しオプション有りの場合は4000万ポンド(約79億円)、なしの場合は5000万ポンド(約99億円)以上を要求する考えであるという。
また、リヴァプールとエリオットの現行契約は残り2年だが、契約延長の兆しはないとも。本人はより多くの出場機会を望んでおり、そのうえで移籍先はチャンピオンズリーグ出場クラブを希望しているようだ。そのため、プレミアリーグ以外に挑戦する可能性が高いと伝えられている。なお、現時点で関心を示す1つはRBライプツィヒのようだが、獲得はシャビ・シモンズの売却が成立して以降になるようだ。
以前にはフラム、ブライトン、クリスタル・パレス、レヴァークーゼンの関心も伝えられていたエリオット。この夏の決断に注目が集まっている。


