現地時間6日、カラバオカップ(イングランド・リーグカップ)は準決勝セカンドレグが行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにトッテナムを迎えた。
敵地でのファーストレグを0-1で落としているリヴァプールは、直近のボーンマス戦から各ポジションを1人ずつ入れ替え、トップはヌニェス、中盤はカーティス・ジョーンズ、最終ラインにブラッドリーを起用。そしてアリソンではなくケレハーがゴールマウスを守った。遠藤はマクアリスター、ルイス・ディアス、ジョタらとともにベンチからのスタートとなっている。
一方、負傷者続出のトッテナムは新戦力のダンソが早くも先発。前線はリシャルリソン、ソン・フンミン、クルゼフスキが並び、バイエルンから加わったテルはベンチに入っている。
立ち上がりから、1点を追うリヴァプールが積極的な入りを見せ、トッテナムゴールへと迫る。トッテナムは個々の距離感が遠く、カウンターに出ようにもすぐに囲まれてボールを下げざるを得なくなってしまう。
リヴァプールの決定機は30分、右サイドでボールを受けたサラーのスルーパスをエリア内右で受けたソボスライがネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴール。しかし、34分にも右サイドからカットインしたサラーが左足アウトサイドでクロスを入れると、ゴール前のヌニェスが難しい体勢からボレーに行こうとするも空振り。これがファーサイドに流れ、フリーで待っていたガクポが右足ボレーでゴール左へと突き刺し、リヴァプールが先制に成功。2試合合計1-1の振り出しに戻した。
追いつかれたトッテナムは依然として攻め手がなく防戦が続く中、アディショナルタイムにリシャルリソンが右のふくらはぎを痛めて負傷交代。代わりにテルがデビューを果たした。
リヴァプールペースのまま迎えた後半、巻き返したいトッテナムを尻目に、リヴァプールが前半同様に押し込んでいく。
すると迎えた49分、サラーのスルーパスに呼応したヌニェスが、飛び出したGKキンスキーよりも一瞬早くボールに触って倒されPKを獲得。このPKをサラーがゴール左上へと沈め、リヴァプールが追加点を奪い2試合合計2-1と逆転に成功した。
逆転を許したトッテナムは、直後にサールとビスマを下げてポロとベルグバルを投入。サイドバックのスペンスのポジションを上げ、クルゼフスキが中盤の真ん中に移った。一方のリヴァプールも72分、ヌニェスとC・ジョーンズに代えてジョタとマクアリスターを投入し試合を締めに行く。
すると75分、マクアリスターのパスをブラッドリーがダイレクトで繋ぎ、抜け出したソボスライがゴール右へと流し込んでリヴァプールが3-0とリードを広げる。さらに80分、マクアリスターの左CKをゴール前のファン・ダイクが頭で合わせて勝負あり。
トッテナムはベン・デイヴィスに代えてムーアを投入するが、リヴァプールもサラーとガクポを下げてL・ディアスとエリオットを投入する。さらにはファン・ダイクも下げてクアンサーを投入する盤石振りを見せたリヴァプールが、ホームで4-0と完勝。0-1で落としたファーストレグからの逆転で、2シーズン連続14回目の決勝進出を果たした。
■試合結果
リヴァプール 4-0 トッテナム
(2試合合計4-1でリヴァプールが決勝へ)
■得点者
リヴァプール:ガクポ(34分)、サラー(51分PK)、ソボスライ(75分)、ファン・ダイク(80分)




