新体制で初黒星を喫したリヴァプールだが、アルネ・スロット監督の采配に『The Athletic』が注目している。
14日に行われたプレミアリーグ第4節で、ノッティンガム・フォレストと対戦したリヴァプール。本拠地アンフィールドの大歓声を受けて試合に臨んだが、チャンスを決めきれずにいると、フォレストの鋭いカウンターに苦しめられる。すると72分、見事な速攻からカラム・ハドソン=オドイのゴールを許し、そのまま0-1で敗れた。
この試合で新体制初失点、さらに初黒星を喫したリヴァプール。『The Athletic』は、61分にスロット監督が行った選手交代に注目した。アレクシス・マクアリスター、ルイス・ディアス、ディオゴ・ジョタが下がり、コナー・ブラッドリー、コーディ・ガクポ、ダルウィン・ヌニェスがピッチに立っているが、ジェームズ・ピアーズ記者は「3選手交代は機能したのか?」と疑問を投げかけている。
「攻撃がうまくいかず、ラストパスが何度も失望させるにつれ、スタンドのどよめきはますます大きくなった。フラストレーションが高まる中、スロットは60分に大胆な3選手交代を敢行。南米での代表戦で予想通りコンディションが落ちた2人がジョタとともに交代している。さらに、トレント・アレクサンダー=アーノルドは中盤にポジションを移した」
「だがこの交代は、リヴァプールを改善するどころかさらにバラバラにしている。期待を持てそうな動きは何度も破壊され、流動性の欠如は心配になるほどだ」
「ヌニェスはコントロールがきかず、さらにフォレストが簡単にカウンターで突破できてしまう状況に。そしてアンソニー・エランガから始まったカウンターで、(途中出場の)ブラッドリーがハドソン=オドイにかわされ、その代償を支払うこととなっている」
「その後スロットもう1つ戦術的な調整を加え、3バックへと変更した。だが、これも効果はなかったと言っていいだろう」
なお、グレッグ・エヴァンズ記者は「これがリヴァプール指揮官となったスロットにとって、最初の大きな試練だ」とも指摘している。17日にはチャンピオンズリーグでミランと激突するリヴァプールだが、勝利を取り戻すことができるだろうか。




