プレミアリーグは16日に第25節が行われ、リヴァプールはウォルヴァーハンプトンと対戦した。
直近のエヴァートンとのダービーマッチでは引き分けた(2-2)ものの、直近のリーグ戦20試合負け無し(14勝6分け)と見事な成績で首位を快走するリヴァプール。前日の結果で2位アーセナルが暫定4ポイント差に迫った中で、本拠地アンフィールドでの一戦に挑んだ。この試合ではガクポがベンチ外となり、最前線にはジョタが先発入り。遠藤航はベンチスタートになった。
開始1分もしない内にCKからチャンスを作ったリヴァプールは、8分にもジョタがボックス内でシュートを放つなど、立ち上がりから積極的に前へ出る。すると15分、早くも先制に成功。カウンターからジョタが反転して相手を剥がすと、ルイス・ディアスが右のサラーへパスを送る。エースの落としは相手に阻まれたものの、こぼれ球を走り込んだルイス・ディアスが押し込んだ。ホームチームが幸先良く先制に成功する。
リードを手にしたリヴァプールは、26分にもソボスライのミドル、32分にジョタがチャンスを迎える。そして35分、ボックス内へ飛び出したルイス・ディアスがGKサーと接触して倒れ、PKを獲得。キッカーを務めるのは、もちろんサラー。エースが冷静に沈め、2点リードで前半を折り返した。なお、サラーはこれがリーグ戦23ゴール目(14アシスト)となっている。
リヴァプールは、後半頭からイエローカードを受けていたコナテを下げてクアンサーを投入。しかし、同じタイミングで2枚選手を入れ替えたウルブスに危ない場面を作られ、50分には見事な縦パスの連続からムネツィの決定機を許したが、GKアリソンがファインセーブでチームを救った。
それでもリヴァプールは57分、速攻からジョタがボックス内で倒されてPKを獲得。しかしVARオンフィールドレビューの結果、PK判定は取り消されている。その後、64分にはジョタとアレクサンダー=アーノルドを下げ、ブラッドリーとヌニェスを投入した。
しかし、ウルブスも反撃。67分、ボックス手前で受けたクーニャが切り返しで相手を剥がすと、ボックス外から左足で狙う。狙いすましたシュートがネットに突き刺さり、1点差まで詰め寄ることに成功した。
点差を縮められたリヴァプールは、71分にルイス・ディアスを交代。遠藤航を投入した。難しい時間帯で日本代表MFに中盤のコントロールを託し、ソボスライが左へポジションを移す。その後は猛攻を仕掛けるウルブスに手を焼いたリヴァプールだが、遠藤航やクアンサー、ファン・ダイクら守備陣の奮闘でこれ以上の失点は許さず。リードを守りきり、2-1で勝利を挙げた。
リヴァプールはこれがリーグ戦18勝目に。勝点を60まで伸ばし、2位アーセナルとの差「7」を維持した。




