リヴァプールのプレミアリーグ優勝の可能性について、有力メディア『The Athletic』が分析している。
24日に行われたプレミアリーグ第29節延期分で、エヴァートンとのダービーに挑んだリヴァプール。白熱する優勝争いにおいて必勝の一戦だったが、27分に失点すると、反撃できぬまま58分に追加点を許す。その後選手を変えながら状況の打開を図ったが、そのまま0-2で敗れた。
リーグ戦直近3試合で2敗目(1勝)を喫したリヴァプール。これで首位アーセナルとの差が3ポイントに広がり、また2試合未消化の3位マンチェスター・シティとの差は「1」のままに。残り4試合での逆転優勝は非常に厳しい状況に追い込まれている。
そして『The Athletic』は、「リヴァプールのタイトル獲得の望みは終わったのか?」と題し「タイトル争いへの挑戦を終わらせる方法はいくつかあるが、最も理想的なのは栄光の中で終えることだ。だが、今回のは最悪だ。地元のライバルの敗戦は、ユルゲン・クロップとの完璧なお別れという希望を木っ端微塵に打ち砕いている」と指摘した。
「今季最悪のパフォーマンスの1つ。非常に多くの選手がファーストタッチに苦しみ、他の選手は決断に苦しみ、エヴァートンの手に落ちた。この試合で功績を残したのはルイス・ディアスだけだろう。ここ数週間で悩まされていた攻守の問題が再発している」
「これからジョゼップ・グアルディオラとミケル・アルテタが率いるチームに1つのミスを求めるのは大変だ。2つとなると、夢のような話だ。シーズンのクライマックスが悪夢になっていしまった。このタイトル挑戦は素晴らしい成果になった可能性もあったが、ここまで来てあまりにも惨めに終わってしまったことは、非常に残念である」
「ユルゲン・クロップは、これまでグディソン・パークでのダービーで負けたことがなかった。そして今、彼にとっては最悪の負けになった。かつて多くを約束してくれた男とのお別れは、カラバオカップだけに終わりそうだ」





